[8.8 J1第1節 名古屋0-1清水 豊田ス]

 清水エスパルスは前半38分、相手GKピサノアレックス幸冬堀尾のパスミスをMFディエギーニョがカット。素早くエリア内に出すと、MF藤井智也のクロスをファーサイドにいたFW北川航也がダイレクトで合わせた。

 後半に退場者を出したことで難しい試合になった清水だが、北川のゴールで奪ったリードを最後まで守り抜いた。「開幕戦で難しい試合になる、簡単にはいかないと思っていた。でも自分たちのやることをやれればチャンスがあると思っていた。いい形で先制できたし、最後は10人になっても全員が足を止めずに戦った結果だと思います」。

 2シーズン連続の開幕戦ゴールになった。北川は昨季の清水にとって3季ぶりとなるJ1開幕戦の東京ヴェルディ戦でも前半40分に得点を記録。再び勝利に導くゴールになったが、「毎試合得点を狙っているのはもちろんですけど、普段とやることは変わらないというか、それだけ(開幕戦ゴール)に頭が行ってしまうと自分でもよくないというのは分かっていた。チームのためにやるべきことをやった上でついてきた得点かなと思います」と達成感に浸る。

 今年は吉田孝行監督を迎えて戦っている清水は、特例シーズンの百年構想リーグはWESTで7位、全体でも14位で終戦。ただ新シーズンが始まるまでの期間で積極的な補強に動き、この日のスタメンも4選手が新戦力だった。2季連続の開幕戦勝利に導いた副キャプテンを務める背番号49も「チームがこの先向上していくためにも得点が生まれたことはよかった。自分の中でポジティブに次の試合に向かって行ける」と笑みを浮かべていた。

(取材・文 児玉幸洋)