劣勢の空気を変えたのは、小さな司令塔の執念だった。バスケットボール日本代表のPG河村勇輝が『NBAマーリーグ』で躍動した。

【映像】河村、相手がイライラ→激しい“密着ディフェンス”

激しいディフェンスで相手を苛立たせ、8秒バイオレーションやファウルを誘発すると、アリーナは大きな歓声に包まれた。

ABEMA』では8月8日、NBA本契約を目指す河村の“勝負の夏”に独占密着した特別番組『河村勇輝 NBA SURVIVAL』(全3話)の第2話「激闘」を公開。サマーリーグ第2戦となるフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(76ers)戦に密着した。

「渡米する前に3年計画を掲げていて、3年目は本契約を取る」と語る河村は、インディアナ・ペイサーズの一員として『NBAマーリーグ』に参戦。未来のスター候補463選手が集い、全30チームが参加する“公開オーディション”に挑んでいる。

初戦のクリーブランド・キャバリアーズ戦では8得点4アシストを記録し勝利に貢献。そして迎えたこの日は76ers戦。連勝を狙う一戦だったが、第3クォーターには47ー71と24点差をつけられる苦しい展開となった。

その流れを変えたのが河村だった。

コートに入ると、スタンドから「ユーキ!」と大きな声援と拍手が飛ぶ。その期待に応えるように、河村は持ち味のハードディフェンスを発揮。ボールマンに密着し、自由に運ばせない粘り強い守備でプレッシャーをかけ続け、ついには8秒バイオレーションを誘発した。

このプレーにアリーナは一気にヒートアップ。河村もガッツポーズで応え、流れを引き寄せる。

さらにその直後、再び激しいディフェンスで相手のミスを誘い、プッシングのファウルを獲得。狙い通りのプレーに、河村は手を叩きながら笑顔を見せた。

この一連のプレーに、スタンドでは立ち上がって拍手を送るファンの姿も。河村の闘志がチーム全体にも波及し、キャバリアーズの選手たちも息を吹き返していく。

試合は93ー100で敗れたものの、最大24点差からあと一歩まで迫る粘りを見せた。

この日、河村は19分1秒の出場で12得点・3リバウンド・3アシストを記録。得点だけでなくディフェンスでも存在感を示し、確かなインパクトを残した。

“流れを変えられる選手”――その価値を証明するようなパフォーマンスだった。

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