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広島県の広陵高校野球部で起きた暴力問題を巡り、先月末で高校を退職した中井哲之元監督が会見を開き、謝罪しました。

■名将とも呼ばれる中井元監督

広陵高校野球部 中井哲之元監督
「紙で…すごく緊張しているのでよろしいですか」

小刻みに震える手……。用意した紙を封筒にうまく入れられない様子も見られました。

甲子園で春夏通算41勝を挙げ、センバツ高校野球では2度の全国制覇に導いた「名将」とも呼ばれる中井元監督は、去年、部内で起きた暴力問題について7日、初めて自らの言葉で語りました。

■「生徒同士の暴力が起きることを防げなかった」

この問題は去年1月、当時1年生の部員が寮で禁止されていたカップラーメンを食べたことで、複数の部員に暴力を振るわれたものです。中井元監督は、次のように謝罪しました。

「生徒同士の間で暴力が起きることを防げなかったことを深く受け止めています」

■第三者委の“圧力”指摘に「相手が受け取ったのであれば反省」

第三者委員会の調査結果では、中井元監督が被害生徒に対し、事実を申告しないよう圧力をかけたなどと指摘されています。この指摘について、元監督は圧力をかける意図はなかったとしたうえで謝罪しました。

広陵高校野球部 中井哲之元監督
「自分がそういう思いがなくても相手が受け取ったのであれば、反省するしかないと思っております。反省しております」

■暴力の背景に「信頼関係がなかった」

中井元監督は、暴力問題の背景の一つとして、部員や保護者との信頼関係を挙げました。

広陵高校野球部 中井哲之元監督
「信頼関係がなかったといえばその一言になりますし、親御さんは自分の子供が言ったら全部正しいことになってしまうので、親御さんとの面談もしていかなくちゃいけないなと」

「何かあった時に子どもたちの方から指導者に『困っているんです』と言葉があれば違ったのかなと思いますし、どんなことでも相談に乗れる、聞ける、伝えられるような指導でなかったらいけなかったかなと思っています」