八木山動物公園、相次いで死亡したフンボルトペンギンの死因発表「『鳥マラリア』によるものと考えられます」
【写真】愛くるしい姿…死亡したフンボルトペンギン
同園では、7月9日に「あらまさ(オス)」、10日に「ひめ(メス)」、18日に「いずみ(オス)」、19日に「かすみ(メス)」が死亡した。同園は「あらまさ」が死んだ段階で展示を休止し、バックヤードでの飼育に切り替え、原因を調べていた。
同園は研究機関で血液および臓器の検査を実施。複数羽から鳥マラリア原虫の遺伝子が確認された。公式サイトでは「死亡時の経過や今回の調査結果、他園の症例などを総合的に判断した結果、4羽の死亡原因は『鳥マラリア』によるものと考えられます」とした。
鳥マラリアとは、鳥類に広く見られるマラリア原虫の感染によって起こる病気であり、蚊が媒介する。人に感染することはない。ペンギン類では元気消失、食欲低下、貧血や無気力などの症状を呈することがあるとされているが、明らかな症状が認められないまま急変し、死亡することもあるという。
同園は、展示場内に水たまりができないように地面の凹凸を改善するとともに、除草によって風通しを良くし、蚊が発生しにくい環境を整え、定期的に抗マラリア薬を投与し、鳥マラリアの発症リスクを低減させる。このほか、暑熱による体力低下を防ぐため、既設の日よけやミスト設備に加え、新たに送風機を設置する再発防止策を講じて、展示再開を目指すとしている。
