JRT四国放送

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徳島市の阿波おどり開幕が来週に迫ってきました。

フォーカス徳島では、本番に向けて練習に励む「連」の表情をシリーズでお伝えしています。

8月6日は、総勢200人以上、80年の伝統を誇る「天水連」です。

午後7時の県護国神社。

この時間、普段は静かなこの場所が、にわかに活気づいてきました。

踊り子と鳴り物、合わせて200人以上を擁する「天水連」の練習が、この日も幕を開けました。

女踊りは、天女のようにしなやかに。

男踊りは、おおらかに、しかし、力強く。

そんな踊り子たちを尻目に、自由気ままな奴凧が空を舞います。

終戦の翌年に結成された「天水連」。

1950年に行われた天覧踊りでは、昭和天皇に踊りを披露。

2025年の大阪・関西万博では、阿波踊りで世界を魅了しました。

歴史ある連の伝統を今に引き継ぐ踊り子たち。

ベテランに交じり、若手も力を付けています。

山崎成雄さん 27歳。

高校卒業後に入連して約10年。

2026年から男踊りのリーダーの一人を任されています。

(記者)
「調整とか大変ですか?」

(天水連・山崎成雄さん)
「(山梨県)大月の小学校の舞台で、演舞を披露するんですけど」
「男踊りが誰が出る、どこに出る、どう出るというのを書いてます」

自らの練習の傍ら、踊り子の出番を調整したり、新人指導も担当するようになりました。

(天水連・山崎成雄さん)
「今、この辺で止まってるから、肩全体を使って、大きく、大きく」

(天水連・山崎成雄さん)
「みんな、デビューしたん?」

(踊り子)
「今週日曜日の『みたままつり』がデビューです」

(踊り子)
「加茂の祭りから(デビュー)」

(天水連・山崎成雄さん)
「体調に気を付けてください、ここなら涼しいけど本番はマジで暑い」

(踊り歴3か月)
「(山崎さんは)厳しくもあり、教え方がかなり上手なので、上達したなって思えるくらいには、ご指導ご鞭撻してくれている」

(天水連・山崎成雄さん)
「練習に行くというか、練習に行きたいと思えるような雰囲気を作ろうと」
「見てくれる人が、僕も私もやってみたいなと思える阿波踊りをできるようにできたら、うちの連に入ってもらえるように」

鳴門教育大学2年の高橋美優さんは、「天水連」では約30年ぶりの女性の大太鼓。

大学の「鳴響連」と掛け持ちで、大太鼓漬けの日々を送っています。

(天水連・高橋美優さん)
「女の子の大太鼓は、力の関係とか体力的な関係で、どうしても踊りか、笛とか三味線の数が多いんですけど」
「天水連の大きな男の方が、汗を流しながら必死に叩いているのがかっこよかったので、大太鼓をしたいなと」

大学から始めて、まだ1年あまり。

経験の差を縮めようと、自宅の懸垂バーで筋トレするなど、自主練習にも取り組んでいます。

(連員)
「頑張った」

(大太鼓の先輩・坂本龍馬さん)
「男性に負けないような力強い打ち込みは、普段から感じています。(改善点は)顔の表情ですかね、表情大事」

(天水連・高橋美優さん)
「集中したら一点見つめる感じになってしまうので、笑顔でこの夏を乗り切りたい」

大太鼓にかける情熱は、手の平にできたマメが物語っています。

8月2日、「みたままつり」が行われた県護国神社。

そこに、浴衣や法被の正装に身を包んだ「天水連」の姿がありました。

練習場所を提供してくれているお礼も兼ねて、毎年、踊りを奉納しています。

(天水連・日下善仁 連長)
「亡くなられた方の中にも、踊りされていた方もいると思う」
「御霊の前で阿波踊り披露できるというのは、非常にうれしいこと、亡くなられた方も喜んでくれとんではないんかな」

結成80周年を迎えた「天水連」。

古い踊りをアレンジした舞台踊りも披露する予定で、2026年も「天水連」から目が離せません。