Google DeepMindのデミス・ハサビスがCEOを退任して会長になりAlphabetのチーフサイエンティストを兼任

Alphabet傘下のAI開発企業・Google DeepMind(GDM)でCEOを務めていたデミス・ハサビス氏が退任して会長になることが発表されました。あわせて、ハサビス氏はAlphabetのチーフサイエンティストに就任。役職は変わるものの、今後もAI開発に携わっていくことになるようです。
The next chapter of our AI momentum
https://blog.google/company-news/inside-google/message-ceo/next-chapter-ai-momentum/
https://www.axios.com/2026/08/05/google-deepmind-demis-hassabis-ai
Google shakes up AI leadership as DeepMind chief shifts role | Reuters
https://www.reuters.com/business/google-shakes-up-ai-leadership-deepmind-chief-shifts-role-2026-08-05/
ハサビス氏は若き天才チェスプレイヤーとして知られていた人物で、2011年にAI開発ベンチャー・DeepMind Technologiesを起業。DeepMindがGoogleに買収されてからも、GoogleのAI研究の最先端を走り、2024年には「計算によるタンパク質設計・タンパク質構造予測」の功績によりノーベル化学賞を受賞しています。
Google DeepMind共同創設者のデミス・ハサビス氏らがノーベル化学賞を受賞、「AlphaFold」などタンパク質構造予測AIの研究が高く評価される - GIGAZINE

by George Gillams
今回、ハサビス氏はCEOから退くことについて、「生涯をかけて汎用人工知能(AGI)の実現に取り組んできましたが、今や、多くの方々と同様に、その実現が目前に迫っていると感じています。人類にとってすべてが順調に進み、発見と驚きの新時代を切り開くため、我々は一丸となって次のステップへと正しく進むことが重要です。こうした背景をふまえて、今こそ私はGDMでの日常業務を引き継ぐときだと判断しました。これにより、大局的な視点に集中して、今後の展開に全力を尽くし関与していく時間と余裕を確保できるからです」と述べています。
今後は「GDM会長およびAlphabetチーフサイエンティスト」として新たな戦略的役割を担っていくとのこと。GDMはGoogleのチーフAIアーキテクトのコレイ・カヴクチオグル氏がSVPとなって率いていくそうです。
AlphabetおよびGoogleのCEOを務めるスンダー・ピチャイ氏は、ハサビス氏がAGIの未来を積極的に形作ることに全力を注げる役割について話し合いを重ね、今回の役職変更になったと説明しています。
