漢光42号実動演習、5日から 双方向の意思疎通や実戦対処に重点/台湾
今回の演習は実弾を用いない。5日早朝、国軍の最高指揮所となる衡山指揮所が演習命令を下した後、空軍の戦闘機は戦力保存のための移動を実施。海軍艦船は緊急出港し、指定海域に集結、待機する。また、米軍を参考に、指令を受けた部隊幹部が指揮官に任務内容を改めて説明する取り組みを行う。上下間で作戦の意図の認識を一致させ、戦場での同期能力を高める狙いがある。
新戦力としては、昨年10月末に部隊が発足したM1A2T「エイブラムス」戦車が漢光演習に初投入され、北部の縦深防御を検証する他、先月1日に編成されたばかりの海軍「沿岸作戦指揮部」も実戦化検証を受ける。今年5月に開通した、淡水河河口の「淡江大橋」では、敵軍が台北の政治・経済の中枢に侵攻するのを阻止する障害物設置演習が行われる。
また、漢光演習に併せて実施される防空演習では、北部と中部の計14県市でモバイル通信の速度制限が30分間実施される。
「従軍記者」の制度も初導入する。戦時における第一線での情報発信の効率を測り、敵軍による偽情報に対抗する。
(游凱翔/編集:名切千絵)

