サムスン家電事業が初の赤字、LGとの差が拡大=韓国ネット「半導体で十分な利益」「もう家電は副業?」
2026年8月2日、韓国・TV朝鮮は、韓国の家電大手であるサムスン電子とLG電子の26年第2四半期決算で、家電事業の収益性に大きな差が生じたと報じた。
記事によると、LG電子は2四半期連続で1兆ウォン(約1100億円)を超える営業利益を確保した一方、サムスン電子の家電事業は赤字に転落した。
LG電子の生活家電(HS事業本部)の第2四半期営業利益は1兆1411億ウォン(約1255億2100万円)となり、第1四半期に続いて2四半期連続で1兆ウォン超を維持した。同社は、高付加価値製品の販売拡大やコスト構造の改善、事業運営の効率化に加え、関税還付などが利益を押し上げたと説明している。
一方、サムスン電子の家電事業を担当する部門は、売上高は14兆5000億ウォン(1兆5880億円)へ増加したものの、営業損益が100億ウォン(約11億円)の赤字となった。21年にDX(デバイス・エクスペリエンス)部門が発足して以来、家電事業が赤字となるのは今回が初だという。両社の今年上半期の家電事業の営業利益差は、第1四半期の約9900億ウォン(約1085億円)から、第2四半期には約1兆1500億ウォン(約1260億円)まで拡大した。
記事は、サムスンが半導体やAI関連事業への投資を強化してきた一方、LGは従来から競争力を持つ家電事業に注力したことが、今回の業績差につながったと分析している。また、サムスン電子はすでに中国で一部テレビ・生活家電事業から撤退しており、今後は世界各地の生産拠点の統廃合も検討していると報じられており、「家電事業の収益改善に向けた抜本的な事業再編が近づいている」との見方を伝えた。
これについて、韓国のネットユーザーからは「家電はやはりLGが強い」「LGの家電の方がサムスンより使いやすいし高品質」「ほとんど同じ機能の製品で比べると、サムスンよりLGの方が安いことが多い」「カスタマーサポートも最近はサムスンよりかなり整えられている」「サムスンは半導体に集中しすぎた結果ではないか」「サムスンも家電ブランドの立て直しが必要だ」といった声が寄せられている。
一方で、「両社ともに利益を出せる事業に集中するのは当然だから、比べるものでもない」「もうサムスンとしては家電は副業レベルなのでは」「サムスンは半導体で十分利益を出しているんだろう」「中国は中国メーカーとの競争が厳しすぎるから撤退も仕方ない」などの声も寄せられた。(翻訳・編集/樋口)

