カゴメ奥谷社長 価格改定後の成長課題が明確化 野菜飲料を3つの価値に再構築

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 カゴメの奥谷晴信社長は31日開催した2026年12月中間期決算説明会の中で、上半期(1〜6月)の売上収益は増収したが、事業利益は減益と総括。主力の野菜飲料は、「価格改定後の成長課題が明確化した」と指摘。下半期に向けて「野菜飲料ならではの提供価値を改めて明確化し、その価値を磨き上げ、訴求を強化する」方針を示した。

 上半期のブランド別の前年比数量は、健康飲料カテゴリー間での競争が激化。「トマトジュース」は前年同期比114%だったが「野菜一日これ一本」86%、「野菜生活」84%と明暗を分けた。野菜・果実ミックス飲料の豆乳や乳酸菌飲料への需要流出が目立ち、「健康飲料としての価値の再構築が販売数量回復に不可欠となった」。

 そこで「野菜飲料の価値を再構築し、中長期にわたる需要創造による市場拡大と収益力向上を実現」。具体的にはブランド別に野菜飲料の「機能性」「利便性」「共感性」価値を一層磨き上げ、その価値を分かりやすく伝え、需要を拡大する。

 下半期は「カゴメトマトジュース」「カゴメトマトジュース トリプルケア」「野菜一日これ一本 トリプルケア」により「機能性(健康機能実感)」価値を訴求。「野菜生活100」「野菜生活100太陽のトマト(8月25日発売)」「野菜生活100ビタミンスムージー」により「利便性(野菜・食事代替)」価値を訴求。「カゴメトマトジュースプレミアム」「野菜生活100」の地産全消商品で産地・生産者を応援する活動「めぐみめぐるアクション活動」により「共感性(農とのつながり体験)」価値を訴求する。

 これについて奥谷社長は「価格高騰が続く中、今までは野菜飲料でどう生き残るかで戦ってきたが、手軽に健康になりたいとか、血圧を下げたいなど健康訴求による近接領域が拡がっており、野菜飲料だけではすまなくなってきていることも事実。そこで今後は、個別に分散訴求してきた機能性、利便性、共感性価値を、商品を3つの価値に分類しながら、体系的な情報発信する」など語った。

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