CHiCO with HoneyWorks、全国ツアー開幕!ファンへの感謝あふれる初日公演をレポート
超満員となった会場の熱気が高まる中、ステージ前に設置された紗幕には、これまでのCHiCO with HoneyWorksのアーティスト活動の歴史を振り返る映像が映し出される。その映像が終わると、逆光スポットに照らされたCHiCOが黒いシルエットで登場。オープニングナンバー「ヒカリ証明論」の冒頭のフレーズをアカペラで披露する。次の瞬間、紗幕が落ちるとステージにはCHiCO with HoneyWorksのメンバーが勢ぞろい。その姿に、会場からは大きな歓声が沸き起こった。
「さぁお前ら、初日東京ぶっ飛ばしていくぞ!」と、赤いライブ衣装に身を包んだCHiCOが力強く呼びかけると、疾走感あふれる「ヒカリ証明論」を伸びやかな歌声で熱唱。フロアのボルテージは一気に急上昇し、続く「戦場の華」、「プライド革命」と勢いあふれるナンバーが畳み掛けられると、会場は大きな盛り上がりを見せた。
「チコハニの夏のツアーがスタートしました。私たちのこだわりが詰まったステージを最後まで楽しんでいってください」
CHiCOの笑顔あふれるMCに応えるように、客席からは大きな歓声が送られる。バンドメンバーとの息もぴったりで、軽妙なやり取りを交えながら進むMCパートは終始アットホームな雰囲気。CHiCOとメンバー、そしてファンとの距離の近さを感じさせるひとときとなった。
キュートで胸キュンな「君のせいで愛してる」、ホイッスルに合わせて軽快なステップを踏む「ラブホイッスル」、さらに「私、アイドル宣言」と、甘く華やかな楽曲が3曲続き、客席のテンションも最高潮に。そのまま駆け抜けるかと思われたが、ここでライブの空気が一変する。
炎が揺らめく映像とスモークに包まれた幻想的なステージで披露されたのは「鬼ノ森」。神秘的で張り詰めた空気をまとったCHiCOの歌声に、観客は静かに聴き入っていた。
「Love Letter」に続いて披露されたのは、「世界は恋に落ちている」のスペシャルバージョン。CHiCO with HoneyWorksのデビュー曲であり、昨年夏に公開されたスタジオライブではアコースティックバージョンでも披露された楽曲を、今回はフルバンド編成による洗練されたアレンジで届けた。
CHiCOは「2014年から始まったこの恋の物語ですが、12年という時を経て、大人っぽい一面をみんなに見せることができたことをうれしく思います」と笑顔を見せ、楽曲の新たな魅力に手応えを感じている様子だった。
「今日もサクラ舞う暁に」では、頭上でタオルを大きく回しながら「WOW WOW」のコール&レスポンスで会場が一体に。活動再開ライブからの半年間を振り返り、CHiCOは「こうやってベストアルバムを引っさげて夏のライブができるのは、応援してくれるファンの皆さんのおかげです。改めてありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。活動休止期間を経ても変わらず支え続けてくれたファンへの思いが込められた言葉に、客席からは温かな拍手が送られた。
ライブ後半戦に入っても会場の熱気はさらに加速する。
「今日は楽しむために来てくれたんでしょ? 行けるよな! じゃあその覚悟を見せてみろよ!」
CHiCOの力強い煽りに応えるように、観客は大歓声を響かせる。「背負う者」「我武者羅」をパワフルに歌い上げ、「BGM」では爽やかな歌声で会場を包み込む。「決戦スピリット」ではエネルギッシュに左拳を突き上げ、落ちサビではファンとの大合唱が響き渡り、ライブの一体感は最高潮へと達した。
本編ラストを飾ったのは、ベストアルバム収録の新曲であり、ツアータイトルにもなっている「STAY WITH YOU」。CHiCOは、このタイトルに込めた思いを「『あなたとともに』という意味」と語る。
「デビューしてから今まで『CHiCO with HoneyWorksがそばにいてよかった』と言ってもらえるように、私自身も『みんながそばにいてくれてよかった』ってずっと思っています」
ファンへの思いを語るCHiCOの目には、うっすらと涙が浮かぶ。
「活動休止で寂しい思いもさせちゃったけど、バンドメンバーとの絆もより深まって、こうして今また音楽を届けられていることが本当にうれしいです。ありがとう」
その言葉に客席からは温かな拍手が送られ、最後はファンと心を一つに「STAY WITH YOU」のフレーズを声を合わせて歌い上げた。
アンコール1曲目は、大歓声に包まれながら披露された「ハートの本音」。ここでは、ベストアルバムのジャケットイラストと同じデザインのステージ衣装でCHiCOが登場した。
「今回のツアーに向けて、ジャケットとリンクした衣装が着たいんですってお願いしたんです」
念願だったという衣装に、「実現できてうれしい〜!」とはしゃぐCHiCO。その姿に観客からは「かわいいー!」と大きな歓声が上がっていた。
さらにこの日は、8月6日(木)のデビュー記念日に開催される特別なワンマンライブ「LAWSON presents CHiCO with HoneyWorks ANNiVERSARY LiVE 2026 -はじまりの場所で-」の開催も発表された。
会場は、初めてワンマンライブを行った思い出の地・東京・Shibuya WWW。約10年ぶりに同じステージへ立つことになるCHiCOは、「遊びに来てねー!」と呼びかけながらも、待ち切れない様子で笑顔を見せた。
ライブはいよいよラストスパートへ。
「アンコールぶち上げていきましょう! 全力見せてください!」
MV映像をバックに「ミスター・ダーリン」を披露した勢いそのままに、「アイのシナリオ」へと怒涛の展開。観客のクラップと熱いコール、ステージを彩るレーザー演出が一体となり、会場の熱気はさらに高まっていった。
ラストナンバーは「恋色に咲け」。会場中が笑顔に包まれる中、CHiCOは軽やかな歌声とともに大きくジャンプし、華やかなフィナーレを飾った。
終演後には、会場に集まったファンとの記念撮影を実施。ステージ最前でバンドメンバーと手をつないだCHiCOは、「今日は本当に、ありがとうございました!」とマイクを使わず生声で感謝を伝える。
「また会いましょう!」
最後まで名残惜しそうに客席へ手を振り続けるCHiCOの姿に、大きな拍手と歓声が送られた。スクリーンにエンディング映像が流れたあとも、その歓声は鳴りやむことなく、全19曲・約2時間にわたるツアー初日は、大きな感動とともに幕を閉じた。
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