KNB北日本放送

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きょう午後、南砺市五箇山の世界遺産菅沼集落で、合掌造り家屋の屋根が焼ける火事がありました。出火当時は、かやぶき屋根を修復する作業が行われていて、住民らは集落に整備された放水銃で初期消火に当たり、けが人はいませんでした。火事の原因は、ハチの駆除作業とみられています。

市村記者
「かやぶき屋根の上の方から白い煙が出ていて、消防隊員が消火活動を懸命に行っています」

警察や消防によりますと、きょう午後1時すぎ、南砺市の菅沼合掌造り集落内で「建物の屋根が燃えている」と近くにいた人から消防に通報がありました。

消防が消火活動に当たり、火はおよそ4時間後に消し止められました。

この火事で、合掌造り家屋のかやぶき屋根の一部が焼けました。

火が出たのは、火薬の原料となる塩硝づくりの歴史などを伝える「塩硝の館」という施設で、出火当時は管理人が一人いましたが、逃げて無事でした。

観光客
「世界遺産を見に来ようと思ったら、いっぱい消防車止まっててびっくりしました」
観光客
「火薬のところ(塩硝の館)に行きたかったんですけど、(子ども)楽しみにしてた。まさか本当の火事が起きているとは」

近所の人によりますと、消防が駆け付けるまでの間、住民が集落に備えられた放水銃を使って消火活動に当たったということです。

近所の人
「サイレンが鳴ってるのが聞こえたんで、外に出たら放水銃が何本か出てました。住民の人が放水あげてました。(合掌造りで火事が起きることは)ないです。初めてです」

南砺市によりますと、出火当時は、かやぶき屋根を修復する作業が行われていたということです。

菅沼集落には、合掌造り家屋が9戸あり、「塩硝の館」もそのうちの1戸だということです。

菅沼合掌造り集落は、同じ五箇山の相倉や岐阜県の白川郷とともに、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。

そして南砺市は、先ほど出火原因について発表しました。

ハチが多数いたため、スプレーと網目に電流を流す殺虫ラケットを使い、ハチを駆除しようとした際に、かやに引火したと考えられるとしています。あす実況見分が行われます。