鹿児島読売テレビ

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 28日、熊本県で起きた最大震度7の地震は死者が出るなど深刻な被害が広がっています。一夜明け、鹿児島県内でも被害の状況が分かってきました。

 熊本県八代市の八代インター付近の九州自動車道では地面が盛り上がり、大きくひび割れています。福岡での仕事を終え、鹿児島へ戻る途中での出来事だったといいます。

(撮影した人)
「走行車線を走っていたら、右にハンドルをとられたので路肩の方に寄っていったら、ちょうど緊急地震速報が出た。「あれ?地震なんだ」と思った瞬間に、2台前の車が地面が盛り上がって地割れした所に乗り上げて、さらにトラックが飛んでいく感じで空に投げ出されて、バウンドして対向車線でとまった。目の前で起きていることがまず最初は受け入れられないというか、びっくりしたのと怖くなった」

 県内の最大震度は5強で薩摩川内市、さつま町、長島町で観測されました。地震発生直後の阿久根市のスーパーでは次々と商品が棚から落ち、スタッフも慌てて対応にあたっている様子でした。

 薩摩川内市役所では棚が倒れ、書類などが散乱しました。天井や床などにも被害が出ているということです。

(薩摩川内市 秘書広報課 広報特命主幹・有馬眞二郎さん)
「緊急メールが入って、その直後に横揺れがあって、もう立っていられない状況になって。キャビネットから書類がはみ出したり、机の引き出しが開いたり、机がずれたりというような状況で非常に長く感じた」

 FMさつませんだいでも棚が倒れCDが散乱していました。

 学校でも被害が相次いでいて、このうち川内高校では体育館の窓ガラスが割れたほか、美術室の棚に置いてあった石こうの像が落ち、約15個が被害にあったということです。

 地震による土砂崩れも。

(磯脇琢磨アナウンサー)
「薩摩川内市の市道沿いでは、土砂崩れによって山肌があらわになっています。滑り落ちた木や土砂で用水路や生活道路がふさがれ、朝から撤去作業が行われています」

 近くに住む人によると、この場所では6月の大雨でも土砂が崩れ、復旧したばかりだったといいます。

 長島町では民家への被害が確認されました。民家では2階のベランダが崩れ落ちています。

(被害にあった男性)
「(Q音は?)ガシャ!っと。ここはセメントのベランダになっていたが、セメントが重みで支えきれなかったのだろう。ここから切れている」

 長島町の商店では瓶が倒れたほか、2階の雨戸が外れ、近くの川に落ちました。

(商店の人)
「川に落ちてきたの。これが全部。そのまま落ちてたのよ。初めてだった、こんなことは」

 墓の灯ろうが倒れる被害もあったということです。

 公共施設でも被害が。

(長島町教育委員会 社会教育課・小城忠弘さん)
「天井と側面のタイルがはがれてきている」

 長島町の開発総合センターでは、壁のタイルが剥がれ、天井も一部、破損しました。

(長島町教育委員会 社会教育課・小城忠弘さん)
「今後も余震等が心配されるので、1週間程度施設を使用禁止にし、様子を見て復旧作業にかかりたい」

(水を受け取る住民)
「ありがとうございます」

 地震の影響で、水道水に濁りが発生している地域があります。いちき串木野市では冠岳、生福、大薗の3つの地域で濁りが確認され、給水車2台が出動しました。

(水を受け取る住民)
「(Q家の水道はどういった状況?)ちょっと濁っていますね」
「見てみたら、ちょっと黄色く」
「夕食の米を洗ったりする水がないじゃないかって。飲む水も米を洗う水もきれいな水で洗わないと大変だなと思って」

 濁った水について、いちき串木野市は洗濯などの生活用水として使用はできるものの、飲み水としての利用は控えてほしいと呼びかけています。30日も午前8時半から旧生冠中学校で給水が行われるということです。