ニック・デ・フリース氏、変化する路面コンディションを制す!2026 TDK Tokyo E-Prix 第15戦で優勝
■ジェイク・デニス氏(アンドレッティ)が優勝を獲得
フォーミュラE史上初となる東京でのナイトレース、ダブルヘッダーの第14戦ではクプラ・キロのダン・ティクタムが劇的な勝利を飾った。ティクタムは最終ラップの最終コーナー手前でジェイク・デニス氏(アンドレッティ)を鮮やかに抜き去り、優勝を獲得。3位にはシトロエン・レーシングのニック・キャシディ氏が入り、チームにとって感慨深い表彰台となった。
予選6番手からスタートしたティクタムは、ピットブーストとアタックモードを序盤に投入する積極的な戦略を実行。ピットストップを終えた時点で実質的なレースリーダーへと浮上した。一方、デニス氏は29周目に50kWの四輪駆動ブーストを活用し、キャシディ氏とティクタムを相次いでオーバーテイクし首位を奪い返した。しかし勝負は最後まで予測不能な展開。
最終ラップ、最終シケイン手前の最終コーナーで、エネルギーマネジメントを余儀なくされたデニス氏が早めにアクセルを緩めた隙を見逃さず、ティクタムがオーバーテイクに成功。そのままトップチェッカーを受け、今季2勝目を挙げた。これにより直近9大会で9人の優勝者が誕生したこととなり、今季最少タイム差で決着したレースとなった。
3位に入ったキャシディ氏にとっても、この表彰台は特別な意味を持つものとなった。シトロエン・レーシングは、チーム代表シリル・ブレイズ氏の訃報を受けた直後のレースウィークを迎えており、チーム全体にとって感慨深い結果となった。
ドライバーズランキング首位だったパスカル・ヴェアライン(ポルシェFormula Eチーム)は、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ジャガーTCSレーシング)との接触によりリタイア。この結果、ジェイク・デニス氏がタイトル争いへ再び名乗りを上げるとともに、4位でフィニッシュしたミッチ・エヴァンス(ジャガーTCSレーシング)が144ポイントでランキング首位に浮上し、ヴェアラインは141ポイントで2位となっている。また、エドアルド・モルタラも5位入賞を果たしている。
チームランキングではジャガーTCSレーシングがポルシェとの差をさらに広げた一方、マニュファクチャラーズランキングではポルシェがポイント差を縮めている。
■ニック・デ・フリース氏(No.21/マヒンドラ フォーミュラEチーム)のコメント
「今日は少し運にも恵まれたと思うので、まずは神様に感謝したいです。スタートはうまくいきませんでしたが、路面が乾いていくことを想定したセットアップを選び、結果的にそれが自分たちに有利に働きました。路面が乾いた後にはエネルギーが必要になるため、レース序盤でエネルギーを温存することが非常に重要だったと思います。
