どこで魚が獲れる?AIで漁場予測し漁業者へ提供 鹿大と県が共同研究 漁の効率化で燃料節約
広い海のどこで魚が獲れるか、スマホで予測を確認する。そんな未来が実現しようとしています。鹿児島大学と県は共同研究でAIを活用して過去のデータや海の状況から漁場を予測し漁業者に提供するシステムを開発し、会見を開きました。
共同研究を行っているのは、鹿児島大学の水産学部理工学研究科と県水産技術開発センターです。黒潮の流域にある鹿児島は、水温や流れなど海況が目まぐるしく変わり漁場の見極めが難しいといいます。漁獲量の減少や燃料費の高騰に苦しむ漁業者を支援しようと、大学と県は3年前から効率的に漁を行うため海況や漁場を予測するシステムの開発を進めてきました。
さらに、まき網漁で獲れるゴマサバの過去の漁獲データをAIに学習させ、海況予報を組み合わせることで、どこでゴマサバが獲れるか1週間先まで漁場を予測するシステムを開発。8月中にも県内の漁業者に周知し運用を始める予定だということです。
こうした漁場予測には漁業者から得た現場の観測データも活用します。
(鹿児島大学水産学部・小針統教授)
「鹿児島県に特化した仕組みを作っているのでその強みをいかして漁業者と連携しながらどんどん良い物を作っていく」
今後3年間で、アジ・イワシなど対応する魚の種類の拡大や赤潮対策ツールの開発にも取り組むということです。

