◆米大リーグ Rソックス―ブルージェイズ(24日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 22日(日本時間23日)に本拠地で行われたオリオールズとのダブルヘッダー第2試合に敗れたものの、80年ぶりとなる15連勝を記録して勢いに乗るレッドソックスの吉田正尚外野手が24日(同25日)、本拠地・ブルージェイズ戦に「5番・DH」でスタメン入り。直近22試合のうち16試合で安打を記録し、大型連勝に大きく貢献した吉田のバットに期待がかかる。一方、前半戦で22本塁打を放ち、18年の大谷翔平(エンゼルス)を超える日本人ルーキー最多本塁打記録が注目されるブルージェイズ岡本和真内野手は「3番・三塁」でスタメンに入った。

 第二次世界大戦後間もない1946年の記録に並ぶ15連勝。破竹の勢いは、22日のダブルヘッダー2戦目で途切れたが、レ軍のクラブハウスは活気に満ちていた。

 「オールスター休みもあって(試合期間が)空いた中でも、ずっと勝っていたので、ちょっと変な感じさえあったんですけど。(連勝は)終わったんで、もう切り替えています」と試合前の吉田は、新たな再出発に意気込んだ。

 快進撃を支えた変化の一つは、クラブハウスの集合時間の変更だ。夏場を迎えてトレーシー暫定監督は、大幅に選手の球場入り時間を遅くした。

 「1時間以上は遅くしました。以前は食事の時間や休憩が多かったが、スケジュールを見直し、もう少し選手に家族との時間を与え、ただ待っているだけの時間を極力減らしました。それが本当にうまくいったんです。これまで通り、ミーティングや早出の守備練習など必要な準備は出来ているし、流れが良くなった。選手は午後7時の試合にエネルギーをためています」と指揮官。サッカーなどのスポーツに比べると、野球は伝統的に試合当日の練習時間も長いのが特徴だが、携帯を見たり、コーヒーを飲んでいる時間を見直し、試合前スケジュールをコンパクトにした。

 「遠征でも、特に西海岸では選手ができるだけ休養し、エネルギーを温存できる日程にしていました」とトレーシー暫定監督。一方で、早出など選手が独自に練習したい場合の環境は整えられて、オプションの幅を設けたという。選手にもおおむね好評な様子だ。吉田も「遠征が続いたり、飛行機のトラブルもありましたし、そうなったんじゃないかと思いますけど。その中で、自分でしっかり調整することもできる。(選手に)任せられているということでじゃないですかね」と、メリハリのある試合前スケジュールを歓迎していた。