続投が決まったサッカー日本代表の森保一監督(写真・桑原 靖)

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 北中米W杯でサムライブルー(日本代表)を率いた森保一監督の続投が7月23日、日本サッカー協会の理事会で決定した。任期は2027年1月のアジアカップまで。森保監督は2022年カタールW杯、2026年北中米W杯でともに決勝トーナメントに導いた手腕を評価され、今回の選出は3期めとなる。プロ化となった1993年以降、最長の任期となる。

 北中米W杯後、こうしてスムーズに人事が進む日本を羨望の目で見つめている国がある。アジアで“永遠のライバル”といわれる韓国だ。

「韓国サッカー界は現在、“暗黒期”といえるでしょう。予選グループ敗退となりましたが、この結果に国民が激怒し、大統領までもが『監督や協会の責任を追及する』と言及する事態になりました。本来なら7月22日に惨敗の検証と、『なぜ洪明甫(ホン・ミョンボ)前監督に指揮を執らせたのか』『監督選びに不正はなかったのか』などを問う聴聞会がおこなわれる予定でした。ところが諸事情により、聴聞会は7月30日に延期が決定しました。日本がどんどん前に進むなか、韓国は次のW杯に向け、まだ何も決まっていないという状況です」(韓国サッカーに詳しいライター)

 そうした現状にいてもたってもいられなかったのか、元韓国代表からとんでもない提案がなされたという。

「元韓国代表のGK金永光(キム・ヨングァン)が7月19日公開のYouTubeチャンネル『フィジカルギャラリー』に出演し、低迷する韓国代表の改革案を述べました。それによると『私は、日本の歴史などをすべて知っている。日本が本当に嫌いだ。過去を振り返ると腹が立つ』と言いつつも『(次期監督に)森保監督をお迎えしたい。いまはプライドを気にしている場合ではありません』と語ったのです。

 依頼する理由について『日本は100年先を見据えてサッカーを築き上げてきた。その過程で、数多くの試行錯誤を経ており、直接、経験した監督が森保だ。年代別代表やユース代表を経て若い選手たちを指導し、どのような手法が通用し、どのような手法が欧州の舞台では通用しないかも、すべて試してみたはずだ』と語っています」(同前)

 この大胆すぎる提案は、日本のサッカー業界でも衝撃をもって受け止められているという。

「もちろん、“ジャストアイデア”かもしれませんが、韓国サッカーのプライドの高さはよく知られた話ですからね。2002年のW杯では、4位に輝いています。一方の日本はベスト16止まり。この数年、各カテゴリで韓国は日本に負け続けていますが、まだまだ“日本より格上だ”という意識の人も多いはずです」(サッカー専門誌記者)

 とはいえ実際のところ、日本人の指導者が他国の代表監督を務めるケースは増えている。

「東南アジアの多くの国で、日本人指導者が代表の監督を務めています。あの中国でさえ、U-16代表監督は元日本代表DFの上村健一氏が務めて成功を収め、続いてU-17代表では、浮嶋敏監督がチームを22年ぶりのU-17W杯出場へ導いたのです。韓国としても、そうした“日本の頭脳”を欲しているということでしょう。さすがに実現は難しいでしょうが……」(前出・ライター)

 切磋琢磨する相手には、強くあってほしいものだがーー。