【特集】55人で最高のショーを!横手高校のマーチングバンド 強さの秘訣と総文祭にかける思いとは 秋田
総合開会式が3日後に迫った全国高校総合文化祭、総文祭の特集です。
マーチングバンド・バトントワリング部門で出場する横手高校吹奏楽部を紹介します。
さまざまな楽器を演奏しながら華やかなパフォーマンスを繰り広げ、動く吹奏楽とも呼ばれるマーチング。
横手高校は近年、毎年全国の舞台に立つ強豪校です。
その強さの秘密と総文祭にかける思いを取材しました。
その歴史は約50年。
これまで7回、全国への切符を手にしています。
その強さの秘訣は、一人ひとりの姿勢の美しさとなめらかな足の運びにあります。
本番まで1週間となったこの日は動きの確認を念入りに行っていました。
55人の部員を引っ張るのはマーチングバンドの指揮者、ドラムメジャーを務める3年生の林一響さんです。
横手高校ではドラムメジャーが中心となって演出や動きを決めていて練習中は部員の指導も担います。
林さんは小学生のころからマーチングに魅了され、去年、ドラムメジャーとして初めて全国の舞台に立ちました。
3年 林一響さん(ドラムメジャー)
「五十何人もいるので、全員で一つの方向性に、方向性が違ったりしてショーの作り方も異なるっていうトラブルとかもあったんですけど、最終的にはひとつのショーにまとめて作れたので」「横手高校すごいでしょっていうのを全団体、全国の皆さまにお伝えしたいなって思ってます」
演奏時間は約7分半。
重い楽器を担当する人も一緒に、複雑に、次々と、隊形を変えていきます。
文化部の一つでありながら必要な体力は、まるで運動部。
けがをする人も少なくないといいます。
2年生の佐藤なつさんは、中学生の時から痛めていた腰を悪化させ去年12月に手術を受けました。
2年 佐藤なつさん(バリトン)
「ショックでしたね、やりたい気持ちはあるのに(練習)できないっていうのがあって悲しかったです」
3年生が引退した後はドラムメジャーとして期待されている佐藤さん。
すでに後輩の指導にもあたっていて、楽器を持つのは総文祭が最後となります。
2年 佐藤なつさん
「腰で十分に練習できなかった分、総文祭では腰治ったのでしっかり練習して一番良いショーでできるようにしたいです」「やっぱりその今までのマーチング人生で一番いいものにしたいなって思っています」
総文祭で披露するのは『Wind for Wish』。
風をイメージしたオリジナル曲を含む5曲編成です。
3年 金咲里部長
「テーマが風なので、その爽やかさも感じつつ、金管の華やかな音とあと中低音の支えとサックスソリが2個あるのでそこにも注目してほしいです」
横手高校が全国一だと自負するのが木管楽器、サックス9人での演奏です。
メロディを担当するのはソプラノサックスの阿部りゆさん。
ほかの高校に比べて人数が多いサックスパートはあたたかく、そして柔らかみのある音色が魅力だと話します。
3年 阿部りゆさん(ソプラノサックス)
「一人ひとりの音が孤立して出るんじゃなくて、みんなサックスパートとしてのサウンドを大事にしていて、ハーモニーをよく聞かせられるように意識しています」
部員全員が輝き、ひとつの音楽を表現する舞台、総文祭。
横手高校が出場するマーチングバンド・バトントワリング部門は、28日火曜日、県立武道館でパフォーマンスを披露します。
金さん
「地元開催なので秋田県の代表としてふさわしいような演技ができるように頑張りたいです」
林さん
「ちょっと興味持ったらマーチングに踏み入れてほしいというかマーチングの世界にも入ってみてほしいなって思っています」
※7月23日午後6時15分のABS news every.でお伝えします