木村琢磨写真展:形而上下
OMデジタルソリューションズ株式会社は、写真家の木村琢磨氏による写真展「形而上下」を8月20日(木)からOM SYSTEM GALLERYで開催する。
近年、OM SYSTEMのハイレゾショットを用いた超高精細な写真表現に取り組んでいるという木村氏による写真展。
木村氏は自然を主な題材とし、写真を新たな視点や価値を生み出す自由な表現と捉え、作品制作を続けている。
今回の写真展では、目に見えないものを表す「形而上」と、形あるものを指す「形而下」を組み合わせた「形而上下(けいじじょうか)」をタイトルに、肉眼で見る世界と写真が映し出す世界のあいだに生まれる差異を作品で表現する。
また、B0サイズの大判プリントに仕立て、小さな葉の皺、幹の古い傷、朽ちゆく植物のやわらかな質感を通して、自然が持つ静かな構造と生命の息吹を表現した作品を展示する。
形而上が目に見えないものを、形而下が形あるものを指すなら
写真はその境界に、静かに立ち現れるものなのかもしれません。
肉眼で見た風景は、いつもどこかやわらかくぼんやりとしていて
記憶や想いのなかへ溶けていきます。
けれどカメラは、ときに人の視線を越えて、そこにあったはずの無数の細部を
そっと引き寄せてくれます--
樹皮のやさしいうねり、枝葉の重なり、落ち葉の輪郭
光にゆれる植物のわずかな息づかい。
それらはただの風景ではなく、同じ時間を生きる命の
静かな造形であり、痕跡そのものなのです。
本展「形而上下(けいじじょうか)」は
肉眼で見る世界と、写真が映し出す世界のあいだに生まれる
静かな差異を見つめる試みです。
OM SYSTEMのハイレゾショットで捉えた超高精細な風景を
B0サイズの大判プリントに仕立てることで
風景は遠く眺めるだけのものではなく
細部へと優しく沈み込んでいくための場となります。
小さな葉の皺、幹の古い傷、朽ちゆくやわらかな質感のなかで
自然が持つ静かな構造と、生命の息吹が、ゆっくりと浮かび上がってきます。
肉眼では、ただ通り過ぎてしまうもの。
けれど、写真のなかで初めて、こちらにそっと視線を返してくれるもの。
「形而上下」とは、見えるものの奥深くへ
静かに降り立ちながら
見えないものへと近づいていくための、まなざしなのです。
作家コメント
会場
OM SYSTEM GALLERY
東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル 地下1階
開催期間
2026年8月20日(木)~8月31日(月)
開催時間
10時00分~18時00分(最終日は15時00分まで)
休館
8月25日(火)・26日(水)
トークイベント
写真展作品解説
8月22日(土)14時00分~15時00分
ハイレゾショットで捉える、マイクロフォーサーズの風景表現 - 軽さの先にある、精密な風景 -
8月29日(土)14時00分~15時00分
作者プロフィール
1984年、岡山県岡山市生まれ。
写真・映像制作スタジオ「はち株式会社(Hachi Co., Ltd.)」代表。広告写真スタジオで経験を積んだのち独立。岡山を拠点に、日本全国で撮影・講演・作品発表を行う。近年は海外での取材・撮影にも積極的に取り組み、活動の幅を広げている。
写真に加え、映像作品の演出・制作にも力を注ぎ、ディレクターや照明監督として数多くの映像制作に携わる。静止画と映像、それぞれの表現を往還しながら培った視点を生かし、多角的な作品制作を展開している。
カメラ専門誌への寄稿のほか、フォトツアーや写真イベントで講師を務める。NY ADC、Cannes Corporate Media & TV Awards、US International Awardsなど国内外で受賞。
著書に「図解で分かる名所の撮り方」「風景写真の7ピース」(ともに株式会社インプレス)
