全勝・安青錦に土…驚異の大逆転劇に「あの体勢から」「右手一本かよ」驚きの声 負けた安青錦も呆然

<大相撲七月場所>◇四日目◇15日◇愛知・名古屋IGアリーナ
3連勝と波に乗るウクライナ出身の新関脇と、土俵際で驚異の粘りを見せた小結による白熱の攻防。誰もが全勝関脇の勝利を確信したその瞬間、土俵際ギリギリの極限状態から右手一本で相手を宙に舞わせる驚愕の大逆転劇が発生した。
衝撃の結末に館内は割れんばかりの大歓声に包まれ、ネット上でも「あの体勢から投げるのすごい」「右手一本かよ」と驚きと興奮の声が相次いだ。
小結・義ノ富士(伊勢ヶ濱)が、開幕から3連勝と波に乗っていた関脇・安青錦(安治川)を右手一本の豪快な上手投げで下し、価値ある2勝目を挙げた一番でのこと。
立ち合い、低く当たっていった義ノ富士に対し、安青錦はすかさず左を深く差し込んで懐に入り、左の前ミツを深く掴んで十分の体勢を作る。安青錦はここで右から強烈な切り返しを放って義ノ富士を攻め立てた。義ノ富士が土俵際でかろうじて粘ると、安青錦はさらに二度目の切り返しを放ち、強引に義ノ富士の体を崩しにかかる。義ノ富士の体が宙に浮きかけ、万事休すかと思われたその瞬間、義ノ富士は安青錦の右上手を右手一枚で掴んで離さなかった。土俵際ギリギリの極限状態から、義ノ富士は右手一本にすべての体重を乗せ、豪快な右上手投げを放った。安青錦の巨体が宙に舞い、両者もつれるように土俵下に転がり落ちたが、安青錦の体が先に落ちており、行司の軍配は義ノ富士に上がった。
敗れた安青錦は天を仰ぎ呆然
全勝の安青錦を破る大金星に館内は割れんばかりの拍手と歓声に沸いた。敗れた安青錦は、信じられないといった表情で天を仰ぎ、背中にべったりと砂をつけたまま悔しそうに引き揚げていった。
解説を務めた元関脇の豊ノ島氏は「立ち合いは安青錦は悪くなかった。深く入って切り返し。ここまで行ったらちょっと腰に乗っているというか、強引ですけどね」と振り返り、義ノ富士の勝因については「いやもう、思い切りが良かったんですよ。本当に最後まで諦めずに思い切りやったのが義ノ富士の勝ちなんですけど。流れからしたら安青錦の方が良かったですからね」と、土俵際で見せた驚異の執念を称賛した。
右手一本で全勝の関脇を投げ切った衝撃の大逆転劇に、視聴者からは「なんでそこから投げられるんだw」「いちばん上手い」「凄すぎて草」「1枚で投げれるのはすごい」「右手一本かよすげえな」「あの体勢から投げるのすごい」といった驚きと称賛のコメントが相次いで寄せられた。なお、敗れた安青錦は今場所初黒星となり、連勝は3で止まった。(ABEMA/大相撲チャンネル)
