サポートプレーヤーとしてチームを支えた吉田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 日本代表は北中米ワールドカップのグループステージを1勝2分けの2位で通過。ラウンド32で最多5度の優勝を誇るブラジル代表と対戦し、1−2で敗れた。

 佐野海舟のゴールで先制し、前半をリードして終えるなど善戦したものの、後半に押し込まれて追いつかれると、アディショナルタイムに痛恨の逆転ゴールを許し、力尽きた。

 果たして世界との差は縮まったのか。前半の戦いぶりを見る限り、近づいているのは間違いないだろう。だが、後半、サイドからクロスを送り込む戦術に変え、ギアを上げてきたブラジルに対応できなかったのも事実だ。

 日本の選手たちが口にしたように、個の能力に差があったのも否定できない。例えば、59分に右CBの冨安健洋がヴィニシウス・ジュニオールに完璧に抜き去られたシーンは、ある意味でショッキングだった。

「冨安でもあっさりやられてしまうのか」
 
 サポートプレーヤーとして帯同していた吉田麻也は、その場面について、こう話していた。

「冨安がぶち抜かれるシーンが二回ぐらいあったと思うんですけど、めったに見られないんで。やっぱりレベルの高い戦いを90分続けていたなと思います。それは彼だけじゃなくて他の選手もそうですけど」

 前主将はさらに、「チームは間違いなく強くなってきていると思います。ほぼ90分以上、ガチンコのブラジルと1対1でこられるというのは、間違いなく進歩の表われだと思います。だけど、やっぱりもう一歩の差はこれから突き詰めていかなきゃいけない」と続けた。

 小さいようで大きい「もう一歩の差」。ブラジルが名将カルロ・アンチェロッティの下で、戦術変更にスムーズに対応したように、日本だけでなく他の国も進歩している。そう痛感したヒューストンでの敗北だった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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