戦時中に熊本県天草沖に沈んだ軍艦「長良」 今月下旬に潜水調査 富山県出身者が多数乗船
戦時中の1944年、熊本県天草沖で沈没した軍艦「長良」は乗組員の多くが北陸地方の出身者で、富山からもおよそ50人が犠牲になりました。今も海底に眠る「長良」の姿を記録しようと、今月下旬に潜水調査が行われることになりました。
水中探検家 伊左治佳孝さん
「『これが長良だ』と絶対に分かるようなものがあれば、それを撮影してきたいなと思っています」
潜水調査を行う水中探検家の伊左治佳孝さんらのチームは、きょう熊本県天草市で記者会見して、調査の概要を発表しました。
長良は今も天草沖の水深およそ80メートルの海底に沈んでいて、潜水調査では現在の状態を調べます。有人での船体撮影に成功すれば、初めての成果となります。
潜水調査は今月20日から22日に行う予定で、写真や映像の記録を目的とし遺骨や遺品の収拾は行いませんが、伊左治さんらは戦争の記憶の継承につなげたいと考えています。
軍艦「長良」の撮影に挑む水中探検家 伊左治佳孝さん
「ここまでずっと引き継がれてきたことに、さらに引き継ぐものを追加していく。それが今後語り継ぐ材料として、どんどん生かしていっていただければなと」
撮影した写真は、希望する全国の遺族や「軍艦長良記念館」などへの提供を予定しています。

