山形放送

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山形市と天童市の境を流れる立谷川の河川敷で春の観光名所にもなっているシバザクラが枯れているのが確認されました。誤って除草剤を散布したことが原因で、業者とシバザクラを管理するボランティア団体などが近く、今後の対応を話し合う予定です。

天童市と山形市の境を流れる立谷川です。

中川悠アナウンサー「毎年きれいな花を咲かせるシバザクラ。道路沿いの葉は茶色く枯れている」

歩道沿いには茶色く枯れたシバザクラの姿が。

立谷川の花さかじいさん松田和雄代表「黄色くなっていてもしかしたら枯れると思った。怒りもあるが愕然としてどうしたらいいだろうと」

立谷川のシバザクラは毎年春になると、およそ15000平方メートルに5万株ほどが咲き誇る観光名所の1つです。
シバザクラの植栽はおよそ20年前、不法投棄で荒れた川をきれいにしようと、住民の男性が清掃活動を始めたのがきっかけでした。
現在は、地元のボランティア団体「立谷川の花さかじいさん」が草取りや花の管理などを行っています。
6月27日、定例の草取りのために団体のメンバーが川を訪れたところ、シバザクラが枯れているのを発見しました。
県によりますと、県が管理するサイクリングロードの除草を委託された建設業者が誤って除草剤をまいたことが原因だということです。
除草剤で枯れていた範囲は、サイクリングロード沿いのおよそ650メートルの区間で、幅はおよそ1メートルほどです。

中川アナウンサー「本来、この時期のシバザクラは青々とした緑色。除草剤がまかれたことで黄色や黒になっている。今、緑色の場所も根っこがつながっているので被害が拡大する可能性があるとのこと」

ボランティア団体では、2年前からシバザクラの植え替えを進めていましたが、そのシバザクラでも被害が確認されました。

立谷川の花さかじいさん松田和雄代表「2年前から100メートルの区間で再生を始めた。やっとことし3年の矢先。植えた区間は3年は手入れしないときれいに咲かない。600メートルの区間なので労力は想像がつかない」
「ここは会員と地元の小学1年生が一緒に植えた場所。ここも全滅」

除草を委託した県は、事前の説明会で業者側に除草作業のエリアを説明していました。しかし、委託された建設業者によりますと、除草当時は、シバザクラが咲いていない状態だったこともあり、作業員が誤って除草剤をまいてしまったということです。

立谷川の花さかじいさん松田和雄代表「ある程度時間がかかるのは覚悟している。『何かお手伝いできないか』『募金したい』といったお話はたくさんいただいていてその方たちにも応えないといけない。我々も鑑賞者も含めて納得できる回答をいただきたい」

除草剤を散布した業者は取材に対し、「従業員の認識不足で、申し訳なく思っている。元の姿に戻せるようしっかり対応していく」と話しています。
業者と県は7月10日にボランティア団体と話し合いを行い、除草剤を誤って散布した経緯を説明し、今後の対応などについて、協議する予定です。