圧勝?(公式HPより)

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早くも圧勝?

 TBSの龍宝正峰社長(61)が1日、東京・赤坂の同局本社で定例社長会見を行い、26日に放送を開始する日曜劇場「VIVANT」の続編に言及した。

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「23年に社会現象と言えるくらいの勢いになった前作の続編でございます。さらにスケールアップした作品をお届けいたしますので、ぜひご期待下さい」

 日曜劇場では異例の2クールでの放送。さらに国内のみならず、アゼルバイジャン、タイでもロケを敢行。また、動画生成AI「Veo 3」も取り入れられているというだけに、あらゆる面で前作よりもスケールアップしていることは確実だ。それだけに、龍宝社長は前作超えを目標に掲げ、「視聴率は年間のドラマのトップはとらないといけないと思うし、配信に関しては史上最高の数字を獲得することを期待している状況です」とした。

圧勝?(公式HPより)

「今年の民放キー局の連ドラでのトップは、今のところ鈴木亮平さん(43)主演の日曜劇場『リブート』で、全11話の平均世帯視聴率は11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)でした。『VIVANT』の前作は、全10話平均で14.3%。『リブート』を抜き去るのは難しくないはず。日曜劇場は4月期、車いすバスケを題材にして堤真一さん(61)を主演に起用した『GIFT』全10話の平均が7.6%。他局のドラマに比べればマシですが、日曜劇場にしては低調でした。おまけに、同クールでの視聴率トップの座を鈴木京香さん(58)が主演した、テレビ朝日系木曜午後9時枠の『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』(平均8.2%)に譲ってしまいました。『VIVANT』には、他局に大差を付けて、2クールの完全制覇が期待されているはずです」(放送担当記者)

「VIVANT」の前作といえば、制作費が民放のドラマとしては破格の「1話1億円」と言われており、キャストも堺雅人(52)、阿部寛(62)、嵐・二宮和也(43)、役所広司(70)、二階堂ふみ(31)と、他局はもちろん、大手映画会社やNetflixなどの動画配信サービスでもうらやましがるような豪華キャスティングだった。

 前作で役所の役は亡くなったことになっているが、それ以外の名前があがっているキャスト陣は続投。他局からすれば「それだけ金があれば、当たるのも当然」と思うかもしれないが、それだけでヒットしたわけではなかったという。

「『VIVANT』の原作・演出を手がけるのは、福沢諭吉の玄孫として知られる福澤克雄氏(62)。23年12月29日にYouTubeチャンネル『ホイチョイ的映画生活〜この一本〜』にアップされた動画に登場した際、あえて第1話を捨てたことを明かしました。その理由について、『日本のテレビドラマ1話に気合を入れ過ぎ(中略)海外の優秀なドラマを見るほど、1話はなんだか分からない』と説明。たしかに、前作の第1話は11.5%と全10話の中で最低でしたが、放送後からネットでは視聴者が考察で大盛り上がり。福澤氏の狙いが当たり、視聴率はまったくダウンせずに右肩上がり。最終回は全話最高の19.6%でした」(同前)

勝負をかけるテレ朝

 この破竹の勢いを他局は黙って見ているだけなのか……と思いきや、4月期に日曜劇場の牙城を崩し、視聴率トップを奪還したテレ朝が勝負に出ている。

 トップに立った木曜午後9時枠では、水谷豊(73)の娘、趣里(35)を主演に抜てきした「大空港〜GATE24〜」を7月23日から放送する。空港を舞台に、趣里演じる鋭い観察眼を持つ税関職員をはじめ、各省庁から寄せ集められたメンバーから成る“新設チーム”が日本の平和と安全を守るために奮闘する姿が描かれる。

 同じ7月期のテレ朝のゴールデン・プライム帯(GP帯、午後7〜11時)の連続ドラマをみると、火曜午後9時枠は今田美桜(29)主演の「クロスロード〜救命救急の約束〜」(7日スタート)。今田演じる救命医、救急隊員、警察官の青くて熱い正義が交差する医療ドラマだ。

 そして、水曜午後9時枠は、昨年シリーズ1作目が放送された、大森南朋(54)、嵐・相葉雅紀(43)、松下奈緒(41)主演の「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜Season2」(22日スタート)。2009年に警視庁に新設された「捜査支援分析センター(SSBC)」に初めてスポットを当て、SSBCに新設された別班「SSBC強行犯係」と、それを取り巻く人々の活躍などを描く。

「テレ朝は強力な布陣です。というのも、趣里さんは『ブギウギ』(23年)、今田さんは『あんぱん』(25年)、松下さんは『ゲゲゲの女房』(10年)と、いずれもNHK連続テレビ小説(朝ドラ)のヒロインを務め、知名度は絶大です。また、趣里さんと今田さんはテレ朝のドラマは初主演。オリジナルドラマの分野でテレ朝は『相棒』、米倉涼子さん(50)主演の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』など、数々の人気シリーズを生み出して来ただけに、ドラマには相変わらず力を入れています。特に企画力には優れており、俳優たちが出たくなるのも納得で、朝ドラヒロイントリオのキャスティングに成功しました。『VIVANT』の牙城に迫れるのはこの3作のうち、どれかになるのでは」(番組制作会社スタッフ)

 他局のGP帯のラインナップを見ると、ほかに数字が期待できそうなのは、反町隆史(52)主演の伝説の学園ドラマで、26年ぶりの連ドラ版となったカンテレ・フジテレビ系の「GTO」ぐらいか。

「結局、企画力と制作費のあるところにいい俳優が集まるのです。そうでない現場はまず、キャスティングの時点で苦戦することになる。なんとか絞り出した企画でそれなりの俳優を、という、攻めよりも守りの姿勢が出てしまう。旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)からマネジメント業務を引き継いだSTARTO ENTERTAINMENTは相葉以外、各局の主演にKis-My-Ft2の玉森裕太(36)、Hey! Say! JUMPの山田涼介(33)、SixTONESの松村北斗(31)を投入していますが、正直なところ、木村拓哉(53)クラスを投入しないと高視聴率は狙えません。他局も決して“白旗”をあげているわけではありませんが、日曜劇場とテレ朝の3本の間に割って入るのは難しそうです」(同前)

 7月期ドラマ戦争は、TBSvsテレビ朝日という構図になりそうである。

デイリー新潮編集部