スポニチ

写真拡大

 ◇ナ・リーグ ドジャース3―0パドレス(2026年7月4日 ロサンゼルス)

 ドジャース山本由伸投手(27)が4日(日本時間5日)、本拠でのパドレス戦に先発。7回3安打無失点、毎回の10三振を奪う好投を披露し、今季9勝目を挙げた。チームに3連勝を導いた山本の投球をデーブ・ロバーツ監督(54)は絶賛した。

 立ち上がりのピンチをしのぎ、リズムをつかんだ。初回、先頭のタティスに初球のカーブを捉えられて左前打で出塁を許すと2死後、前回登板で本塁打を許している4番・シーツの右前打で一、三塁の場面を招いた。それでも動じることはなく、フランスを97.6マイル(約157.1キロ)直球で空振りの3球三振に仕留め、スコアボードに最初の「0」を入れた。

 2回も先頭打者を安打で出塁させたが、併殺と三振で結果的に3人でこの回を終えると、3回はこの試合初めての3者凡退。カンプサノを96.7マイル(約155.6キロ)、クロネンワースを97.6マイル(約157.1キロ)とともに直球で空振り三振に仕留めた。5、6回は2イニング連続で3者凡退で終えるなど、付けいる隙を与えない。直球を軸にカーブ、スライダー、スプリット、シンカーなど多彩な変化球を効果的に配球し、丁寧にアウトを積み重ねた。

 ロバーツ監督は「目的を持ってマウンドに上がっていましたし、今夜の彼の意図、そして実行力が見て取れました。1球目から本当に素晴らしかったです」と振り返り「スプリットが同じ腕の振りから出てくることで、相手打者は的を絞れず、バランスを崩されていました。奇妙なスイングがたくさんありましたね。それに加えて、今夜はカーブも効いていました。本当に完璧な夜でした」と投球内容を褒めちぎった。

 16試合目の登板で13度目のクオリティースタート(QS=6投球回以上、自責点3以内)を記録。エースとして抜群の安定感を誇る山本に絶大な信頼感を寄せる。「彼が波に乗っている時は、イニングを組み立てたり、ヒットを打ったりするのが本当に難しい。彼は調子が良い時は、マウンド上の戦術家です」としたうえで「速球は彼が望む場所に、プレートの両サイドに決まります。クローネンワースに対してやったように、必要な時には高めに浮かせます。そしてスプリットは、その速球と同じ腕の振りから出てくる。だから、彼が調子の良い時は、事実上打つことは不可能です」と断言した。