(朝)米国市場は3指数とも続伸 半導体関連銘柄が上昇を牽引し買い優勢
【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 52,319.20 △136.46 (6/30)
NASDAQ: 26,213.72 △393.58 (6/30)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って続伸しダウ平均は最高値を更新しました。中東情勢をめぐっては米国の担当者が仲介国であるカタール入りするも交渉が進展しているとの情報はなく引き続き膠着状態が続いています。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は393ポイント高の26,213ポイント、S&P500株価指数は58ポイント高の7,499ポイントでいずれも続伸しました。小型株で構成されるラッセル2000は13ポイント高の3,024ポイントで5日続伸となりました。
2.経済指標等
5月の米雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が発表され、759万4000件でした。市場予想の729万6000件を大きく上回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち5業種が上昇、6業種が下落となりました。情報技術が2.6%高、資本財・サービスが1.4%高、素材が0.6%高となりました。一方で、不動産が2.2%安、公益事業、生活必需品がともに1.5%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中12銘柄が上昇しました。キャタピラー[CAT]が3.1%高、アップル[AAPL]が2.7%高、エヌビディア[NVDA]が2.6%高となりました。一方で18銘柄が下落し、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が1.8%安、ハネウェル・インターナショナル[HON]、コカ・コーラ[KO]、ウォルト・ディズニー[DIS]がいずれも1.7%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、航空宇宙技術会社のスペースX[SPCX]は消費者向けに高速衛星通信「スターリンク」を活用した携帯サービスを開始するとの報道で4.1%高となりました。その影響で競争激化が嫌気された通信大手のベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]は4.0%安、エーティー・アンド・ティー[T]は5.1%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.09%高い4.46%となりました。1日朝のドル円は162円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は3指数揃って上昇しました。半導体関連銘柄が上昇を牽引し、フィラデルフィア半導体株指数は3.9%高となりました。また、5月の求人件数が市場予想以上となったことから雇用の力強さが示唆されました。株価は上昇する形となりましたが、ドル円相場に対しては利上げ観測につながったことで162円台後半まで円安が進む結果となり、引き続き為替介入の警戒感が強まっています。
夜間の日経平均先物は850円高の70,990円で推移しており、米国市場の株高の流れを引き継ぎ本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部

