料理のプロが10年愛用しているキッチングッズをご紹介します。教えてくれたのは、ダイエットカウンセラーで料理研究家のおにゃさん。ブランドアイテムも取り入れながら、毎日の料理を楽しんでいるそうです。今回は、おすすめの食器やキッチン小物を3つ教えてもらいました。

アラビアの「パラティッシ」:普通の料理をごちそうに変えてくれる

最初に手に入れたのは、もう10年以上前のことです。北欧のブランド、アラビアの「パラティッシ」シリーズのプレートとマグカップ。黒と白の大胆な果物や草花は、棚に置いてあるだけで絵になります。

【写真】IKEAの小物が大活躍!

マグカップは大きめのサイズで、お茶もコーヒーもたっぷり入ります。水分をよくとる習慣があるので、1度にたくさん飲めるのがありがたい。小さなカップだと何度もおかわりしなければならないけれど、これなら1杯でゆっくり落ち着けます。10年使って欠けもせず、柄もくっきりしたまま。丈夫さもお気に入りの理由のひとつです。

プレートはふちに少し深みがあるタイプで、カレーやシチューもしっかり盛れます。パスタにも、汁けのある煮物にも対応できるので、結果的にこれ1枚でほとんどの料理をカバーしています。

「特別なお皿」としてではなく、日々の食卓で使っています。不思議なもので、いつものカレーをこのお皿に盛ると、少しだけごちそうっぽく見えるのです。

料理の腕前は変わっていないのに、見た目が整うだけで食べる気持ちも上がる。そのことに気づいてから、「器にお金をかけるのはぜいたくではないな」と思うようになりました。

WECKの保存容器:スイーツもつくりおきもかわいく収まる

WECKはドイツの老舗ブランドで、もともとは食品のビンづめ保存に使われていたガラス容器です。シンプルなのに、どこかレトロでかわいらしい見た目がお気に入りです。

わが家ではおもに、ゼリーやプリンなどの手づくりスイーツを入れるのに使っています。ガラスの器に入れると、それだけで「ちゃんとつくった感」が出るから不思議。自分へのごほうびスイーツも、このWECKに入れると少し丁寧な気持ちで食べられます。

ちょっとしたつくりおきのおかずを保存するにも重宝しています。ガラスなので中身が見えて、冷蔵庫をあけたときになにが入っているかひと目でわかるため、「食べ忘れ」が減りました。においや色がうつりにくいのも、ガラス容器のいいところです。

サイズ違いでいくつかもっていますが、並べると統一感があって冷蔵庫の中がすっきり見えます。保存容器なのに「見せたい」と思わせてくれる、数少ないアイテムです。

イケアの袋止めクリップ:地味だけど10年手放せない理由

最後に紹介するのは、イケアの袋止めクリップ。お菓子などのあけかけの袋をとめるだけの、ただのクリップですが、これが本当に手放せない。

理由はシンプルで、「安くて、たくさん入っていて、壊れにくい」から。セットでたっぷり入っているので、多少なくなってもしばらく困らない。

10年目に数が減ってきたのでようやく買い直しましたが、それまでずっと同じものを使い続けていました。あけかけのポテトチップスもナッツも、このクリップでとめておく。ただそれだけのことなのですが、毎日キッチンで使っています。

2つのサイズがセットになっていて、袋の大きさに合わせて使い分けられるのも便利です。

「長く使えるもの」というと、つい値段の高いものを想像しがちですが、このクリップは本当に安価です。それでも10年お世話になった。コスパという言葉では追いつかない、地味な優秀さがあります。

流行に乗って買ったものは、いつの間にか使わなくなっていることが多いもの。でもこの3つは、毎日使っても飽きない、なくなると困る。気づいたら暮らしになじんで、10年経っていました。これからも、そんなものを少しずつ増やしていきたいと思っています。