病院での“フルネーム呼び”の禁止を求めた人気女性歌手(画像・本人のXより)

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 6月24日、声優・歌手として活動している原田ひとみがXを更新。病院での“フルネーム呼び出し”への不満を訴え、波紋を呼んでいる。

「原田さんは投稿で、《病院でフルネームで呼ぶの、本当にやめて欲しい件》と切り出し、具体的なエピソードを披露しました。《呼ばれた瞬間、院内の他の人に凄い勢いで見られた事もあるし、1番最悪だった経験としては病院を出たら知らない男の人に「ひとみさん」と話しかけられた事もある》と、嫌だった体験を明かしたのです」(芸能担当記者)

 テレビアニメ『バカとテストと召喚獣』の姫路瑞希役や『アイドルマスター シンデレラガールズ』の十時愛梨役などで知られる原田。この投稿の後も、芸名が本名と同じである自分にとってはリスクが高いと強調し、

《個人情報ガバガバ過ぎ》

《番号呼びの病院もあるけど遠いのよ》

 などと嘆き、病院に改善を強く求めていた。この投稿にXでは《フルネームで言われるのなんか嫌ですね 番号とかで呼んでほしいですよね》と、原田に同情する声が相次いだ。一方で《番号制の病院で「32番の〇〇〇〇さーーん!」て盛大にフルネームで呼ばれた》と、番号制でも結局、フルネームを呼ばれてしまう実態を訴える投稿も見られ、賛否が分かれている。

「病院での名前の呼び方については、厚生労働省も患者のプライバシー保護の観点から問題意識を持っており、呼ばれたくない患者からの申し出があれば医療機関は誠実な対応をとるよう求めています。番号制を導入している病院も増えてはいますが、高齢者が番号に気づかないといった問題もあり、完全移行にはまだ課題が残ります。

 また、現場では受付番号をモニターに表示し、反応がなければ番号を音声で呼び、それでも現れない場合のみ名前を呼ぶ、という段階的な運用を取り入れているところも出てきています。

 患者側が希望を申し出られる仕組みの整備と、各医療機関の対応のばらつきを解消するための基準の策定が求められます」(社会部記者)

 フルネームで呼ばれることへの不安や居心地の悪さは、有名人に限らず、すべての患者が長年、抱えてきた問題でもある。ひとりの芸能人の訴えが、医療現場の課題をあらためて浮き彫りにしたといえそうだ。