「田舎やなと思う」観光客から厳しい声も 天文館アーケード屋根が一部ない! 市議会で初議論 鹿児島市の返答は?
■「都会ではない――」 観光地として厳しい声
天文館のアーケードについて。屋根が一部ないため雨に濡れてしまう所があります。エブリィは、この場所について3年前に特集しました。17日、鹿児島市議会で初めて取り上げられ、議員が質しました。鹿児島市の返答はどうだったのでしょうか?
鹿児島市議会の個人質疑。天文館のアーケードの屋根が一部ないことについて市議が質問しました。
「旧林田ホテルと、市電通りに面するアーケードの激しい雨漏れについてお伺いします」
その場所に行ってみました。
(内田直之キャスター)
「センテラス天文館の目の前の電車通り沿いです。この場所、上を見るとアーケードの屋根がありますが、少し進んだ場所、見上げると屋根がありません。そのため、雨が降っている時は、このように傘をさす必要があります」
この場所だけ屋根がないアーケード。歩行者の中には、気づかず歩く人も多いようです。
(歩行者)
「(アーケードの屋根がないんですよ)はいはいはい。向こうありますよね(ありますね。なんで?)あった方が濡れなくて済みますよね」
大阪から来た女性からは、こんな厳しい声が聞かれました。
(大阪からの観光客)
「あぁ、都会ではないですよね。田舎やなと思います」
■きっかけはSNSの1枚の写真 “無許可状態”の驚きの実態
エブリィが、この場所を初めて取材したのは3年前の1月。SNSに上がった1枚の写真がきっかけでした。
(内田直之キャスター)
「あれかもしれない。これだ。けっこう大きいですね。屋根の一部が抜けています」
別の日に取材で訪れるとこんなこともありました。
(内田直之キャスター)
「アーケードの屋根の破片ですよね。鋭くとがった屋根の破片が地面に落ちていました」
老朽化のためか屋根の破損が進んでいました。どんな経緯で作られ、どんな管理が行われてきたのか?エブリィは、県と鹿児島市に公文書の開示を求めたところ実態が見えてきました。
アーケードが完成したのは1990年3月。天文館電車通り会が、道路管理者の県から許可を得て設置しました。設置を許可したのは、県ですが総事業費、約9800万円のうち2900万円あまりを鹿児島市が助成していました。
県の公文書が開示されると、意外な事実が発覚しました。
(鹿児島地域振興局 建設総務課・ 永吉康一(当時課長補佐))
「(直近だと何年が一番、最新の申請なんですか?)直近がこれなんです(平成18年に申請が出された5年間の許可をした後の申請が出されていない)」
アーケードの占用許可は、5年おきに更新が必要ですが約12年間、許可なく設置されていたことがわかりました。
最初の放送の翌月、目の前の駐車場を管理する会社が壊れていた屋根については、自費で修繕し新しいものに交換しました。しかし、交差点の目の前の頭上だけ屋根が外された状態になっています。
■鹿児島市議会で初めて取り上げられた「課題」
エブリィの放送から3年あまり。鹿児島市議会で初めてこの問題が取り上げられました。来年は、西郷隆盛の生誕200年・ 没後150年の節目の年。多くの観光客がやってきます。対応を問われた鹿児島市は――。
(鹿児島市産業局・茺粼誠二局長)
「アーケードについては、市民はもとより、観光客の歩行環境の改善の観点から、引き続き天文館電車通り会に対して適切な対応を図っていただけるよう依頼していきたいと思います」
これに対し、議員は、空港バスが停車する大事な場所、都市インフラをぬかりなく行うことが、外貨の獲得につながると訴えました。
