蔵王の樹氷復活へ前進 アオモリトドマツ稚樹が高い定着率 官民40人が現地確認
蔵王のシンボルである樹氷の復活を目指す官民合同のワーキングチームが5日、今年度の初会合を開きました。これまでに植えた幼い木・稚樹の現状を視察し、その多くが定着していることを確認しました。
蔵王の山形県側では、樹氷を形作る「アオモリトドマツ」が、害虫の食害などによって枯れる被害が拡大しています。
官民合同で組織する「樹氷復活県民会議」は3年前に発足し、虫の食害によってアオモリトドマツが枯れた場所にその幼い木を植える活動を実施しています。
6月5日には県民会議の分科会・「自然再生協議会ワーキングチーム会議」の今年度の初会合が現地で開かれました。学識経験者や自治体の担当者などワーキングチームのメンバーおよそ40人はこれまで植えられた稚樹の状況を確認しました。視察したのは蔵王ロープウェイ・地蔵山頂駅周辺の標高およそ1660mの地点で、山形新聞・山形放送が実施する「みどりの学び」などで2019年から移植した稚樹は362本となっています。
東北農林専門職大学・大久保達弘教授「植えたものはほとんど定着しているようだ。枯れているものの方が少ないようだこのまま順調にいけば笹が減って天然で入ってきた種も育つようになるのではないかそれを期待している」
ワーキングチームは今後の事業に向けた実施計画案などを作成し、来年2月に開かれる「樹氷復活県民会議」に提出することにしています。
