株価指数先物 【週間展望】―メジャーSQに向けて波乱含みの展開が意識されやすい
そのため、6万4000円を挟んだ上下の権利行使価格となる、6万1000円から6万6000円と広めのレンジを想定する。メジャーSQで下へのバイアスが強まるようだと、調整局面が長期化することも念頭に入れておきたい。
5日の米VIX指数は、21.51(4日は15.40)に大きく上昇した。週間(5月29日は15.32)でも上げている。下向きで推移する25日線(17.19)に上値を抑えられる形でボトム圏での推移を続けていたが、週末の急伸によって同線のほか、200日線(18.47)と75日線(20.56)を一気に上抜けてきた。4月8日に窓を空けて下落した以来の水準であり、一定の抵抗線として意識される水準まで上昇してきた。一巡感が意識される一方で、もう一段の上昇により窓(22.17~24.34)埋めを試すようだと、リスク回避姿勢が一段と強まりやすい。
5日のNT倍率は、先物中心限月で16.85倍(4日は17.11倍)に低下した。週間(5月29日は16.77倍)では上昇した。2日には17.17倍まで上昇しており、+2σ(2日時点16.95倍)を上回り、+3σ(同17.31倍)に接近する場面もみられた。ただ、週末には指数インパクトの大きい半導体やAI関連株への利食いが強まる半面、TOPIX型へのローテーションによって一時16.74倍と+1σ(5日16.79倍)を割り込む場面もみられた。週明けは一段とNTロングを解消するリバランスの動きが意識されやすく、中心値(16.36倍)辺りが射程に入ってきそうだ。
5月第4週(5月25日-29日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は4246億円(5月第3週は4042億円の買い越し)だった。現物は3952億円の売り越し(同4609億円の買い越し)と9週ぶりの売り越しであり、先物は293億円の売り越し(同566億円の売り越し)と5週連続の売り越しだった。個人は現物と先物の合算で1648億円の買い越しと、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1599億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、8日に5月景気ウォッチャー調査、米アップル の年次開発者会議「WWDC」(~12日)、9日に中国5月貿易収支、米国4月貿易収支、10日に5月国内企業物価、中国5月消費者物価指数、中国5月生産者物価指数、米国5月消費者物価指数、11日に4-6月期法人企業景気予測調査、ECB(欧州中央銀行)政策金利発表、米国5月生産者物価指数、12日にメジャーSQ、米スペースX のナスダック上場などが予定されている。
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