KNB北日本放送

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富山市出身の服部慎一郎七段がきのう、初めてのタイトル戦「棋聖戦」の第一局に挑みました。初戦は七連覇を狙う藤井聡太棋聖に敗れましたが、地元で応援した人たちは服部七段の戦いをどのように見たのでしょうか。

服部七段
「全体的にちょっとチャンスの少ない将棋で、ずっと苦しい時間も長かったので、もうちょっと突き詰めて考えとかなければいけなかったかなとは思ってます」

きのう、千葉県木更津市で行われた棋聖戦の第一局。自身初のタイトル戦となった服部七段は、初夏を感じさせる緑色の羽織姿で挑みました。

木村一基九段
「着物で指すのは初めて?」
服部七段
「はい」
木村九段
「ゆっくり動いたほうがいいよ」
服部七段
「はい」

対局前、緊張した面持ちの服部七段に、立会人の木村九段が声をかけました。
藤井棋聖の先手番で始まった第一局は、休憩を挟みながら10時間近くに及び、99手目、藤井棋聖が3四歩を指したところで、後手の服部七段が投了しました。

県出身の棋士が初めてのタイトルに挑んだ注目の第一局、人一倍熱い眼差しで見守ったのが亀田瑞穂さんです。服部七段が小学生の頃、通っていた魚津市のコミュニティセンターの将棋サークルで指導していました。

亀田瑞穂さん
「藤井六冠の強さが目立った、そういう対局だったと思いますね」
「定石にない形で組み上げていって終盤の乱戦で粘り勝とうという、その定石にない形でっていうことにおいては良さは出てたと思います。ただ藤井六冠の方が上回っていて、最終的にはもう全く手も足も出ない形で、やむなく投了というところに追い込まれたと」

初戦は黒星となりましたが、小学生のころから盤面を見る集中力が高く、精神的にも強かったという服部七段。亀田さんはまったく心配していません。

亀田瑞穂さん
「自分らしい将棋を指して終盤まで難しい局面で最後は逃げ切るっていう、そういう将棋を期待したいですね」

きょうは服部七段の後輩、魚津市の道下小学校の児童もエールを送りました。

女の子
「自分たちにとってはとっても自慢(の先輩)」
「頑張って戦ってほしいです」
女の子
「勝ってほしいけど、負けても頑張ったならいい」

「棋聖戦」は五番勝負で、先に3勝したほうがタイトルを獲得します。第二局は今月19日に栃木県日光市で行われます。