(1)ファニオン ワサビ味(米国)。175円(税込)。日本食ブームを反映しているのかも。添加物の種類が物凄い。

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秋葉原で買える物は、電化製品やアキバ系グッズだけではありません。食欲を満たしてくれる"食べ物"にも色々な種類があります。秋葉原というと、"おでん缶"や"ケバブ"などが有名ですが、今回は秋葉原で買えてしまう「輸入食品(お菓子系)」を取り上げてみます。普通に美味なものもありますが、原材料が遺伝子組換えコーン(?)だったり、添加物がやたらタップリ入ってたり、激辛だったり、臭いがキツかったりと、日本の常識を越えた特徴を持つラインナップは、まさに未体験ゾーン!! やや緊張しながら挑戦開始っ!

※輸入食品の名前は、日本語ラベル表記等を参考にしています。購入場所は秋葉原の超有名店「FOODS SHOP WATABE」。品揃え豊富で値段もお手頃。オススメのお店であります。

(1)ファニオン ワサビ味(米国)
原材料名の"コーン(遺伝子組換え不分別)"……キタ、コレ! 添加物もデキストリン、カゼインナトリウム、着色料(黄4、黄5、青1、赤40)、硫酸鉄、ナイアシン、チアミン、リボフラビン、葉酸とか、いかにも化学物質な名前がズラリ。どんだけアメリカは添加物が好きなんだ……。逆にオラ、ワクワクしてきたぞ!! 菓子の形はリング状。意外と大きく、計ると直径6cmくらいあります。見た目は普通のスナックで、緑色のパウダーっぽいものがリングに少量ふりかかっています。数日放置して酸化したマヨネーズ的な臭いが印象的(最初の一口に若干の勇気が必要)。食べてみると確かにワサビ味。意外にイケます。塩味&コンソメ的な味もありますが、最終的にワサビの印象しか残りません。味付け自体は薄味ですが、やたら舌がピリピリします。これはワサビのピリピリというよりは、何かもっと別の"ピリピリ"です。美味しんぼの山岡さんが言う「添加物がたっぷりで舌がしびれる」というのは、きっとこういう感じなんでしょう。いろんな意味でお国柄を感じさせてくれるお菓子です。
<総合評価>★★☆☆☆(一応ワサビの味はします)
<異国情緒>★★★★☆(成分表記がすごいアメリカン)


(2)クリスタルジンジャー(オーストラリア)
見た目は砂糖の固まりにしか見えません。"生姜のお菓子"というのはピンとこなかったのですが、袋を開けるとジンジャーエールの香りがしたので、なんとなく納得。見た目は固そうですが、柔らかいソフトな食感です。ていうか、これは生姜そのまんま! 砂糖がまぶしてあるので甘いのですが、一粒食べ終わると舌の上が生姜で軽くしびれてきます。オーストラリアの子供達はこういうのを食べて育つのでしょうか? どうやら日本にも似たものはあるようですが、自分には未体験の味だったので驚きました。
<総合評価>★★☆☆☆(生姜の固まりです)
<異国情緒>★★★★☆(これがオージーか!)


(3)ローカー クワドラティーニ バニラ(イタリア)
ウエハースの甘いお菓子です。日本語ラベルの注釈に「香料はブルボン諸島産のリアルバニラを使用」とありますが、自分の記憶にあるバニラの香りと、このお菓子の香りが一致しません。なんというか、ちゃんと精製されていないような控えめの香りなんです(なんとなく乳臭い感じ)。味もボンヤリ気味で、甘党な自分にはやや物足りませんでした。
<総合評価>★★☆☆☆(味がボンヤリ気味)
<異国情緒>★★★☆☆(ホントにバニラ?)


(4)ウープスディップマドレーヌ(フランス)
スティック状のマドレーヌに、ヘーゼルナッツクリームをつけて食べるお菓子。マドレーヌ自体にもしっかり味がついています。個人的にはクリームをつけなくても全然OK。クリームはココアの風味が利いていて甘さ控えめ(美味)。クリームをつけて食べても絶品です。普通に美味しくてなんだかホッとしました。
<総合評価>★★★★☆(文句なしに美味)
<異国情緒>★★☆☆☆(お菓子へのこだわりは感じます)


(5)トーゲンバーガー・レモンウエハース(スイス)
柔ら目のウエハースのお菓子です。なんとなくプラスチックのケースに綺麗に並べられている中身を想像しがちですが、実際は包装紙のみ。実にロハスであります。開ける時に注意しないと、ウエハースのカケラがポロポロこぼれそうであります。味はレモンがハードに利いていて「レモン入ってます!」とガッツリ主張している感じ。酸味が強めなので連続で食べるのはちょっとツラいですが、美味であることは確かです。お茶請けにゆっくり味わって食べるのがオススメ。
<総合評価>★★★★☆(酸味が利いてて美味)
<異国情緒>★★★☆☆(ロハスなお国柄)

次のページに続く。