蜂須賀家当主が来訪 万年山墓所を一斉清掃【徳島】
徳島藩十代藩主・蜂須賀重喜から最後の藩主、十四代・茂韶までとその一族らが眠るのが、徳島市佐古山町にある万年山墓所です。
毎年、地元の人たちが清掃活動を行っていますが、2026年の清掃に合わせて5月17日、現在の蜂須賀家当主・蜂須賀正子さんがアメリカから現地を訪れました。
6人の歴代藩主をはじめ、蜂須賀家の一族ら62人が眠る徳島市佐古の万年山墓所。
17日、そこには「ウェルカムバックトゥー、正子さま」の文字が。
(蜂須賀家第19代当主・蜂須賀正子さん)
「元気とは言われへんな」
「こんにちは、しばらく」
「すってんころりん(転んだ)ヤバイと思ったけど、どうしても徳島に行かなくちゃいけないと思ってね」
蜂須賀家第19代当主、正子さん85歳。
最後の藩主・茂韶と、徳川家最後の将軍・慶喜を曽祖父に持ちます。
(蜂須賀家第19代当主・蜂須賀正子さん)
「みなさん心遣いありがとうございます、素敵ですよね」
5月17日は、年に数回ある万年山墓所、一斉清掃の日。
現在、アメリカに住む正子さんは、この清掃活動に参加しようと、はるばる徳島へやってきました。
しかし、道中けがをしてしまい、清掃への参加は泣く泣く断念。
それでも長年、ご先祖様がお世話になっている地元の人たちへ感謝の思いを伝えるため、車いすから立ち上がりました。
(蜂須賀家第19代当主・蜂須賀正子さん)
「ショートスピーチオンリーというとで、どうもありがとうございます」
「今朝早くからいらっしゃっていただいて、気をつけてくださいませね」
「また、よろしくお願いいたします」
お墓は、眉山の標高100メートルの場所にあるこの墓所を作った十代藩主・重喜のものはじめに、山の中腹の広大な範囲へ広がっています。
折りしも徳島市では2026年初の真夏日となった17日、参加者は照りつける太陽のもとで約2時間半、雑草を取り除いたり、墓石の周りを清めたりと、心地よい汗をかきながら清掃活動に励みました。
(参加した中学生)
「きれいになったのでよかった。昔のお墓に触れることができていい機会」
「蜂須賀家の方と、お会いできることができて嬉しかったです」
(佐古コミュニティ協議会・吉田紘 会長)
「満84歳、代わりじゃない(心は)一緒に清掃している」
(蜂須賀家第19代当主・蜂須賀正子さん)
「素晴らしいですよ、なんとも言えません」
「もう胸いっぱいで、これだけみなさん来ていただいてありがたいです。感謝です。毎年ありがとうございます」
英語学者である正子さん、この日ばかりは阿波弁で、遠いご先祖様に思いをはせたことでしょう。
