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大分市で発生した時速194キロの事故から2月9日で5年となりました。事故をめぐる司法の判断が最高裁へと移る中、現場を訪れた遺族が、亡き家族への思いと裁判への決意を語りました。

【写真をみる】事故直後の現場、大破した車両 現場に訪れた遺族

事故の経緯と司法の判断

2021年2月9日、大分市で当時19歳の男が運転する時速194キロの乗用車が右折してきた車に衝突。小柳憲さん(当時50)が死亡しました。

裁判の最大の争点は「危険運転致死罪」が成立するかどうかです。一審は危険運転を認め、被告に懲役8年の実刑判決を言い渡しましたが、検察・弁護側の双方が控訴。1月22日の控訴審判決で、福岡高裁は「危険運転」を認めず、一審判決を破棄し、「過失運転致死罪」を適用して懲役4年6か月を言い渡しました。

この判断を不服とし、福岡高検は2月5日、「判決内容を十分検討した結果、上告理由があると判断した」として最高裁判所に上告しました。

遺族の祈りと「命のかたち」

事故からちょうど5年となった9日夜、小柳憲さんの姉・長文恵さんら遺族が現場を訪れました。事故が起きた午後11時ごろ、長さんらは静かに手を合わせました。

長さん:
「反対車線のこの辺りまで飛んだと思います。5年前の今に戻れるなら弟に『直進しろ』と言いたい…戻れるならね」

「こういう時間に事故にあって命を失って。ついこの間のことのように思っていましたが、5年は結構前だなと感じました」

納得のいく答えが出るその日まで…

歳月の重みを感じながらも、長さんは、この裁判が持つ意味を改めて言葉にしました。

長さん:
「私たちは危険運転に認めてもらわなければいけないし、最高裁での判例にもなります。それが弟の『命のかたち』になると信じています」

最愛の弟を失った悲しみを抱えながら、納得のいく答えが出るその日まで。遺族はこれからも現場に立ち、声を上げ続けます。