忙しい朝晩は家事がスムーズに進まない…。そんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。「家事を子どもにもお願いしたら、イライラが感謝や共感に変わった」と語るのは、整理収納アドバイザーでESSEフレンズエディターの伊藤優子さん。夫と中学生の長男、小学生の長女という2人の子どもと暮らす伊藤さんが、どのように子どもたちと家事分担をしているのか、詳しく語ります。

「これだけでいいよ〜」のお風呂掃除

わが家では基本的に私が家事をしていますが、夜の忙しい時間に、夕飯づくりにお風呂掃除もとなると気持ちの余裕がなくなります。そこで毎日の風呂洗いは子どもたちに任せることにしました。

「浴槽とフタを洗うだけ」とハードルを低くし、あとは子どもたちでルールを決めてもらいました。床などほかの部分は、気になったときやお風呂に入っているすき間時間に私がしています。

すべてをひとりで背負い込まない。それだけで、時間にも心にも余裕が生まれています。

心を軽くする「5分のお手伝い」

ご飯を炊くのは意外と時間がかかるもの。帰宅が遅くなるときには「ご飯を炊いといて」とお願いできるよう、子どもたちに炊飯の家事シェアをしました。

「ごはんを早く食べるために」と家族の共通認識をもつこと、子ども自身も「5分あればできる」とわかることでハードルがグッと下がったようです。

「ご飯を炊いてくれている」という安心感が、ごはんづくりへ向かう気持ちをラクにしてくれます。

「ありがとう」が増えた水筒洗い

わが家でいちばん残りがちな家事、それが「子どもの水筒洗い」。

準備が間に合わず怒られるたびに嫌気がさし、あるとき「水筒の準備は自分でするように!」とストライキを起こしました。子どもが自分で水筒を洗うことが習慣になるまで、一切手を出さずに心を鬼にして見守る日々。すると、時々見かねて洗ってあげると「ありがとう」と言われるように。水筒洗いで感謝を伝えられるとは、洗い忘れて怒られていたときからは想像もできませんでした。

子どもたちも自分で洗うことで、パッキンが面倒だと実感したようです。洗いやすい水筒を買うなど、もの選びの視点も生まれました。

失敗を笑いや共感に変えて、子どもの家事力アップ!

子どもに家事を任せることで自分ごとになり、「お風呂の栓を忘れて水がだだ漏れ!」「お水を入れすぎてお米ベチョベチョ」「パッキンをつけ忘れてお茶が漏れる」といった、だれもが一度はするミスを責めることなく、みんなで共感できるようになりました。

この経験が、自然と子どもの家事力アップにも繋がりました。完璧ではないけれど、以前より気持ちに余裕をもてる日が増えたと感じています。