じつは大事だった「照明の設置」で大失敗。家づくり、住んで気づいた“まさかの落とし穴”5つ
マイホームづくりでは、間取りや収納計画に目が向きがちですが、実際に住み始めてみると、意外と細かな部分が気になるもの。とくに「照明」の明るさやスイッチの位置は、図面上で確認している段階では問題ないと思っても、実際に暮らし始めると「想定外のデメリット」に気づくケースは少なくありません。今回、1年前に3LDKの注文住宅を建てた日刊住まいライターが感じている、照明にまつわる失敗談を紹介します。

照明を軽く考えていたことを後悔
筆者は、夫と2歳の子どもの3人家族。1年前に地元の工務店で3LDKの注文住宅を建てました。
家づくりの打ち合わせの段階で、設備やデザインの選択肢が多く、そちらに気を取られて、照明については「必要な場所についていれば大丈夫」くらいに軽く考えていました。
しかし、実際に暮らし始めてみると、なんとなく決めてしまった照明計画の残念さが浮き彫りに…。スイッチの位置や照明の数によって、使い勝手や居心地が大きく変わることを実感することになりました。
今回、私が感じた照明にまつわる失敗を紹介したいと思います。
失敗1:玄関には間接照明が必要だった
玄関は家の顔。少しでも広く、開放感のある空間にしたいと考え、シューズボックスは床から浮かせるフロートタイプを選択しました。
しかし、見た目はすっきりしたものの、シューズボックスの下が暗く、想像していたような奥行き感が生まれませんでした。
間接照明を仕込んでおけば、光の陰影によってさらに奥行きが生まれ、おしゃれで高級感のある空間になったのではないかと感じています。
失敗2:照明スイッチの場所が悪く、消し忘れが多発

わが家は1階と2階に1つずつトイレを配置しましたが、それぞれスイッチの場所が異なります。1階はスイッチをトイレ内に、2階は廊下側に設けました。
しかし、スイッチの設置場所を変えたことで、消し忘れが頻発。1階のトイレを使ったあと、つい2階のトイレのように廊下側にスイッチがあると思い込み、そのまま外に出て消し忘れてしまうことがよくあります。
スイッチの場所を統一しておけば、消し忘れを減らせたのではないかと後悔しています。
失敗3:照明の明るさが調整しづらい寝室に

寝室の照明は、入り口側と枕元の2か所で点灯・消灯ができるようにしました。
しかし、就寝前に明るさを調整するからと、調光スイッチを枕元にしか設置しなかったことが、思わぬ後悔の種に。寝る前に枕元のスイッチで明るさを落とし、朝は入り口のスイッチで消して部屋を出ます。
すると、次の日の夜に入り口のスイッチで電気をつけたときは、前夜の暗い設定のまま点灯します。明るさを調節するためには、暗いなか、わざわざ枕元まで移動しなければなりません。
入り口側にも調光スイッチがあれば、移動の手間が減ったと後悔しています。
失敗4:階段の照明はなくてもよかった

わが家は2階にリビングがあり、1階の階段付近には玄関ホールと階段用のスイッチが並んでいます。
しかし実際に住んでみると、リビングの照明をつけると階段も十分に明るくなることがわかりました。1階の階段口に2階リビングの照明スイッチを設置しておけば、階段の電気をつける余計な動作を減らせたのではないかと感じています。
失敗5:大きな窓があるのに「薄暗い」リビングに

照明スイッチの配置で後悔しているわが家。リビングでは、照明の数で後悔することに……。
リビング照明は、西側の壁に3か所、北側の壁に1か所のスポットライトがあるのみ。西側と南側に大きな窓を採用したため、十分な明るさを保てると思い、東側と南側の壁には照明を設置しませんでした。
その結果、夜は十分な明るさを感じる一方で、くもりの日や夕暮れどきは、晴れの日に比べ、すべての照明を点灯しても部屋全体が薄暗い印象になってしまいます。
支障をきたす暗さではありませんが、せっかく大きな窓を採用し、明るい雰囲気のリビングをイメージしていたため、残念さが際立ちます。
図面だけでは、光の広がりやスイッチを操作する際の実生活の動きをイメージするのは難しいものです。
しかし、あとから変更が容易ではない設備だからこそ、生活動線や利用シーンを入念にシミュレーションすることが大切だと感じました。
これから家づくりをされる方は、照明の種類だけでなく、明るさは十分かやスイッチの配置にも目を向けて照明計画を立ててみてくださいね。
