新聞配達中の70代夫婦 相次いでクマに襲われけが 富山
きょう未明、富山市婦中町で新聞配達中の70代の夫婦がクマに襲われ、けがをしました。
市と猟友会が現場周辺を調査しましたがクマは見つかっておらず、市は引き続き警戒するよう呼びかけています。
新聞配達中の70代夫婦が相次いでクマに襲われる
◆KNB 長谷川 大 記者
「県内では、きのうから断続的に雪が降り続けました。そんな中、この住宅の敷地では男性がクマに襲われました」
富山市などによりますと、きょう午前2時半ごろ、富山市婦中町河原町で新聞配達中の70代の夫婦が相次いでクマに襲われました。75歳の夫は顔と両手に、70歳の妻は顔にけがをしました。
いずれもけがの程度は中等症で、会話はできる状態だったということです。
現場となった家の住人がクマを殴って撃退 妻は別の家に逃げ込む
現場となった家の人によりますと、「ギャー」という悲鳴が聞こえこの家の男性が玄関を出たところ、クマに襲われている配達員の夫を見つけました。男性が拳でクマを複数回殴るとクマは逃げたということです。
一方、妻はおよそ70メートル離れた別の家に逃げ込みました。
◆女性が逃げ込んだ家の人
「女性がクマ!と叫んでいたクマ被害とすぐにわかった。顔から出血して起き上がれない状況。予報じゃもう雪の時期だったんでさすがにもうないだろうと思ってたんですけど」
市と猟友会が現場周辺を調査しましたが、クマは見つかっていません。
保育園や小学校が近い現場 新聞社は配達員や販売拠点に対応を指示
現場は田んぼが広がるエリアの住宅地で、近くには保育園や小学校があります。
北日本新聞社は、新聞配達員のクマ対策としてクマよけ鈴を携帯したり、カーラジオの音量を上げたりすることを推奨しているほか、配達用の車を家の近くに停めることもあるとし、読者にチラシを配布して理解を求めています。
また、販売拠点には、必要に応じて鈴やスプレーを提供するなどの対応をしているということですが、きょう、けがをした夫婦が、こうした対策をとっていたかどうかは現時点で分からないとしています。
クマの出没が相次いでいる今年の県内、これでクマに襲われてけがをした人は6人となりました。

