ゲームを題材にした映画『8番出口』の公開が控える二宮和也さん。海外でも注目を集めた本作の魅力と、現場で感じたものづくりの醍醐味を語ってくれました。

まずは自分たちが楽しいと思えるものを

「台本づくりから映画に参加するのは初めて。まずは自分たちがおもしろいと思えるものをつくって、それが結果的に新しく見えたらいいな、という気持ちで取り組んでいました」

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二宮和也さんが“ものづくりの楽しさ”を体験できたと話すのは、同名ゲームが原作の映画『8番出口』。二宮さん演じる「迷う男」が地下通路に迷い込み、次々に起こる異変と対峙しながら、脱出を目指してさまよう…というストーリーです。

「物語の軸は『迷う男』ですが、僕はこの映画を“主役がいない作品”だと捉えていて。彼の心情を深掘りするというより、登場人物たちをどう動かせばおもしろくなるだろう? と考えながらつくっていきました」

若い頃を思い出してエモくなったりもします

映画の舞台となる「地下通路」は、私たちの日常でも見慣れた光景。いつも通っている通路にも、じつは異変が隠れているのかも…? と想像がふくらみます。

「僕も舞台を観に行くときなどは地下鉄に乗りますが、それこそ“異変”っぽい出口もあるし、この作品の世界と共通したものを感じますよね。初めての駅はワクワクするし、今も変わらない駅だと、若い頃に地下鉄で仕事に通っていたことを思い出してエモくなったりもします」

さらに映画づくりの楽しさは、今後の活動へのモチベーションにもつながったそう。

「僕は役者もスタッフさんも、平等に意見を言い合える現場がいいと思っているんです。でも、それがかなわない後輩たちもたくさん見てきたので、みんなの意見を吸い上げて、上に届ける役割の人が必要だと感じていて。もちろん監督が引っ張っていく現場にも違った醍醐味があるので、必要に応じて、これからも積極的にパイプ役を担っていきたいと思っています」