[6.21 J1第21節 福岡 3-2 新潟 ベススタ]

　J1第21節が21日に開催され、11位アビスパ福岡はホームで18位アルビレックス新潟を3-2で下した。リーグ戦では4月以来の連勝。新潟は2試合ぶりの黒星を喫した。

　試合は立ち上がりから激しく動く。まずは前半4分、新潟の右CKの流れからDF稲村隼翔が左足で豪快に蹴り込み、先制ゴールを記録。これがプロ初得点となった。

　しかし、前半9分に福岡の高い位置でのボール奪取からFW紺野和也がペナルティエリア左に持ち込み、左足でゴール右に突き刺す。1-1の同16分には再び相手のビルドアップを阻み、FW碓井聖生が右足を素早く振ってゴール左へ。6日にカターレ富山からの完全移籍が発表された碓井は、デビュー戦で初得点をマークした。

　福岡が2-1と逆転した3分後、MF藤本一輝が負傷によって担架で運び出され、FW岩崎悠人が急遽ピッチへ。すると前半36分に新潟が追い付いた。

　右サイドからMFダニーロ・ゴメスが速いクロスを送り、ニアのFW谷口海斗がヘディングシュート。GK小畑裕馬の手を弾いてネットを揺らした。

　それでも前半45分、MF松岡大起の自陣からのロングフィードがペナルティエリア右に走る岩崎に通り、岩崎の折り返しがフリーのFW北島祐二へ。北島は切り返しから左足で決め、J1初ゴールで3-2とした。

　打ち合いとなった前半から一転し、後半はスコアが動かず。リードを守り切った福岡が天皇杯を含め、公式戦3連勝を飾った。