50代は「ついでにひとり旅」が気楽でいい。キャリーケースは使わず、移動は無理しない
忙しい日々のなか、リフレッシュの一環として出張の仕事の“ついでに”ひとり旅を楽しんでいるという、ウォーキングインストラクターの朝倉真弓さん(50代)。ここでは、身軽に移動するための荷づくりの工夫や、プチぜいたくのアイデアなど、「自分ファースト」のひとり旅を満喫するためにしていることについて語ります。

だれにも遠慮せず、自分の五感を解放するひとり旅

私はひとりっ子のせいか、定期的に「ひとりの時間」をとらないとストレスがたまります。
家族に不満があるわけでもなければ、自宅が気に入らないわけでもありません。むしろ大好きな人と場所に恵まれているのですが、家にいると食事の支度や掃除、洗濯などに加え、シャンプーの補充、玄関の靴の片付け…といった、いわゆる「名もなき家事」も気になって、時間のゆるす限り行ってしまうのです。
また、コロナ禍以来、夫がほぼ在宅の仕事になったこともちょっぴりストレス(笑)。どうしても夫優先のタイムスケジュールに偏っていきがちで、外出しても帰宅後の家事を考えると、リフレッシュが中途半端になります。
その点、家に帰らず自分の「好き」や「やりたいこと」にとことん向き合えるひとり旅の夜は、だれにも気兼ねせずに過ごすことができる、私にとって至福の時間なのです。
短い旅でキャリーケースを使わなくなった理由

私のひとり旅は、仕事の出張にからめるスタイル。パソコンに加えて、ウォーキングレッスンで使うウェアやハイヒールなどが必要なので、常に大荷物です。
そのため、これまでは1~2泊であってもキャリーケースで出かけていました。ところが、このところインバウンドの旅行客も多く、キャリーケースが入るコインロッカーが空いていないことも。そのため最近は、少し大きめのバックパックで出かけることが増えました。
バックパックの最大の利点は、背負ってしまえば両手が空き、手もちや肩かけのバッグよりも動きやすいこと。小さなロッカーでも入れやすいです。
お金のかけどころは「自分ファースト」で決める

仕事によっては交通手段や宿泊場所を先方が押さえてくれることもありますが、ほとんどの場合、いただいたギャラの中から自分で交通費や宿泊費を捻出します。根っからの貧乏性なのか、なるべく安い交通手段やビジネスホテルを探す努力は怠りません。
とはいえ、観光地の近くであれば観光の時間をとったり、その地に友人がいれば久しぶりに会って食事をしたりという時間も楽しみ。その費用は惜しまずに、旅のハイライトとして計上します。
先日の出張は、早朝に家を出て到着後すぐにウォーキングレッスン、そのあとは次の場所に移動して宿泊し、翌日もウォーキングレッスン三昧。そんな観光なし、友人との時間もなしというスケジュールだったので、体を休めるために往路は新幹線のグリーン席を押さえました。
事前の割引期間にグリーン席の予約をするだけでドキドキしましたが、これも「自分ファースト」のひとつ。静かな車内でレッスンのシミュレーションができて、よい時間を過ごせたと満足しています。
“仕事のついで”ではないひとり旅に憧れも…

私のように、家族を置いてひとり旅に出るというだけで、心の底に小さな罪悪感を抱えてしまう人も多いと思います。
私が“仕事のついで”のひとり旅にこだわっているのは、その罪悪感を少しでも消すため。「仕事で遠くに行くのだから、そのついでに多少羽を伸ばすぐらい許されるだろう」という言い訳をしつつ、旅立っています。
ただ、いつか“仕事のついで”という条件なしで、完全に自分だけのためにひとり旅をしたいなという思いもあります。家族や友人との旅行も大好きですが、ひとり旅特有の小さなドキドキ感と、だれに遠慮をしなくてもいい開放感が、私には合っているようです。
