本書『シンギュラリティはより近く』は、前作『ポスト・ヒューマン誕生』の落穂拾いに過ぎないのではないか……。そんな見立てを池田純一は提示する。しかしそれは、「著者」であるレイ・カーツワイルの問題というより、むしろ「世界」がそれだけ激変したと解釈すべきではないかと池田は問いかける。いったい、世界の「なに」が激変したのだろうか。