CBS MarketWatchによると、米インターネット検索エンジン最大手グーグルの株価は27日、高値警戒感からナスダック市場で3営業日ぶりに500ドルを割り込んだ。日中高値の501.78ドルをつけたものの、結局、前週末比20.25ドル(4.01%)安の484.75ドルで安値引けした。市場全体がドル安や米小売最大手ウォルマート・ストアーズの11月売上高の前年割れを嫌気して軟調となったことに加え、個別材料として、米経済週刊誌「バロンズ」が、グーグルの第3四半期の業績が予想を上回ったことなどを手掛かりに500ドルを超える水準に上昇した株価水準は割高になっており、事業の中核である検索エンジン分野の強化を怠れば、アマゾンやイーベイなど他のインターネット関連株のように大きく下落する危険性があると報じたことも響いた。【了】

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