CB MarketWatchによると、米インターネット検索エンジン最大手のグーグルは、1年後には、米ポータルサイト大手ヤフーを抜き、世界一の人気サイトの座を獲得する見通しだ。これは、米金融大手シティグループのアナリスト、マーク・マヘイニー氏が投資家向けリポートの中で明らかにしたもの。

  マヘイニー氏は、IT調査会社コムスコア・ネットワークスのデータに基づいて、この予測を明らかにしたが、同氏によると、現在、グーグルの月間ユニークビジター数は1億1000万人で、ヤフー(1億3000万人)やタイムワーナー(1億2000万人)、マイクロソフトのMSN(1億1800万人)に次いで4位だが、9月のユニークビジター数は前年同月比22%増と4社の間では、断トツの伸びを示していることから、同氏は、2007年末までにグーグルが人気トップに躍り出るのは確実としている。

  同氏は、「(グーグルの)トラフィックデータは堅調で、2007年末までには世界一の人気サイトになると見られる。勢いは持続している」と述べている。また、人気番付で1位になることで、広告収入増の可能性も増すとしている。【了】