M4 Max、最新のCore Ultra 9やRyzen 9と比べてもブッチギリのベンチマークスコアを叩き出す
M4 Maxのスコアは記事の終盤に。
Apple(アップル)のSoC、最新M4チップシリーズを搭載してリニューアルされたMacBook Proシリーズ。
より高性能なM4 ProやM4 Maxチップも選べるようになっています。このほどTechSpotは、どれほど強力性能かを検証すべく、Geekbench 6のベンチマークスコアでチェックしてみた実態を公表しました。
M4 Proのシングルコア性能
シングルコア性能で測定された、M4 ProチップのGeekbench 6ベンチマークスコアは3,925ポイントでした。
これをIntel(インテル)の最新デスクトップ向けCPUとなる「Core Ultra 9 285K」と比較しますと、シングルコアで3,450ポイント。M4 Proチップに軍配が上がっています。
一方、AMDの高性能デスクトップ向けCPUとなる「Ryzen 9 9950X」と比較すると、シングルコアで3,359ポイント。やはりM4 Proチップが勝利です。
なお、M4 Proチップの動作クロックスピードは4.5GHzですが、Core Ultra 9 285KならびにRyzen 9 9950Xの動作クロックスピードは最大5.7GHzとなっています。
そもそも比較対象が基本的にデスクトップPCでバリバリ使う環境であることを考えると、ラップトップでM4 Proを使えるMacBook Proの魅力が際立つようにも思えますよね。
M4 Proのマルチコア性能
では、マルチコア性能で測定された、M4 ProチップのGeekbench 6ベンチマークスコアを見ると、22,669ポイントでした。こちらはCore Ultra 9 285Kの23,024ポイントには負けています。しかしながら、Ryzen 9 9950Xのスコアは20,183ポイントにとどまり、M4 Proチップのほうが上回っています。
なお、調査対象となったM4 Proチップは14コア。対するCore Ultra 9 285Kは24コアですから、M4 Proチップがパフォーマンスで下回るのは仕方がないのかも。
とはいえ、Ryzen 9 9950Xは、16コア32スレッドという構造ながら、Geekbench 6ベンチマークスコアで、M4 Proチップの後塵を拝する結果となりました。
M4 Maxは爆速性能!
さて、いずれもM4 Proチップでの比較スコアばかりでしたが、もっと高性能なM4 Maxチップなら、いかがでしょう?
なんとM4 MaxのGeekbench 6ベンチマークスコアは、シングルコア性能で4,060ポイント。どの比較対象をも上回りました。そして、マルチコア性能では26,675ポイントを記録。ここまで最強だったCore Ultra 9 285Kと比べても断トツです。
ただ今回はあくまでもGeekbench 6での測定結果のスコア比較ではあります。より実利用の環境を反映してくれるという、CinebenchやHandbrakeでのベンチマークスコアでも比べてみたいところではあるでしょう。
そうはいっても、M4 Maxを選べて使えてしまう新生MacBook Proは、現時点でパソコン購入の最高の選択肢になるのは間違いありません。
Source: TechSpot