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トランプ氏がアメリカの次期大統領になることについて、北朝鮮はどう受け止めているのでしょうか。

韓国・ソウルから中継です。

まだ北朝鮮から、公式の反応は出ていません。ただ、金正恩総書記は「組みしやすい相手」になったとみている可能性があります。

トランプ氏は6年前、アメリカの大統領で史上初めて米朝首脳会談に応じた相手で、しかも合計3回も顔をあわせています。金総書記にとってトランプ氏は、相手のキャラクターや交渉の仕方がわかっている「話しやすい相手」となります。

──そうすると、トランプ政権が発足すると、すぐに北朝鮮は接近をはかる可能性もあるのでしょうか?

そこは今後、トランプ氏がどのような姿勢を打ち出すのか、まずは見る必要があります。

ただ、実は北朝鮮はすでに“トランプシフト”ともとれる動きをとっています。先月、かつての米朝首脳会談に同行した人物や、アメリカ通が少なくとも2人立て続けに外交、防衛の要職に起用されました。北朝鮮がトランプ氏を抱き込む隙をうかがっている可能性もあります。

一方、韓国の尹大統領は早速、トランプ氏と電話会談しました。

韓国の意向などを無視して、アメリカが北朝鮮と協議をする「韓国パッシング」だけは避けたい考えです。