電気自動車の公用車・社用車導入を促進 県が茂木町で試乗会
2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルの実現に向けて、EV・電気自動車の普及に取り組んでいる栃木県は6日、県内の自治体や民間事業者を対象に、茂木町で試乗会を開きました。
栃木県は6日、茂木町の「モビリティリゾートもてぎ」で、電気自動車の普及を図っている住友三井オートサービスと共同で試乗会を開き、地元の茂木町など県内11の自治体と民間事業者、合わせて35の団体からおよそ60人が参加しました。
電気自動車を実際に運転することで、理解を深め社用車や公用車への導入を促進する目的です。
試乗会は、国産自動車メーカー4社の乗用電気自動車と軽自動車の商用電気自動車の合わせて6台に加え、乗り比べするためのガソリン車1台が用意されました。試乗会では、参加者が全ての車を運転し、周回コースでストレートの加速やジグザク走行の安定性などを確かめました。
県は2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた取り組みとして、民間事業者向けに電気自動車導入に補助金を支給するなど、電気自動車の普及を進めています。県によりますと、県内の電気自動車の普及率は昨年度末で0・25%で、台数はおよそ3000台ということです。