東日本新人王決勝”黄金のバンタム”制するため柳修平が「相手の急所を的確に打つ」
◆プロボクシング 第81回東日本新人王決勝 ▽バンタム級(53・5キロ以下)4回戦 柳修平―西屋香佑(3日、東京・後楽園ホール)
第81回東日本新人王決勝戦の前日計量が2日、都内の日本ボクシングコミッションで行われた。現在、主要世界4団体の王座に全て日本人が座る”黄金のバンタム級”は柳修平(三迫)と西屋香佑(横浜光)が対戦する。柳は53・5キロのリミット、西屋は規定より100グラム軽い53・4キロでパスした。
柳は9月の準決勝で南雲流唯瑞(JBスポーツ)に1回1分50秒で、デビューから3戦目で初のKO勝利。「相手の急所を的確に打つっていうのがはまった」と覚醒した感覚があったと話す。「また、ああいう試合をしたい。(見た人が)レベル違うじゃんっていう感じで勝ちたい」と2連続KOでの圧勝を予告した。
対する西屋は「相手の動きを研究して、合った戦い方をやってきた」という。柳の映像を繰り返し見たトレーナーに同じような動きをしてもらいミット打ちをするなど対策を練ってきた。「見ている方も疲れるような試合にしたい。最後には倒したい」と相手の嫌がる戦法を徹底し、疲労させた上でのKO勝利をイメージしてリングに上がる。
戦績は21歳の柳が3戦全勝(1KO)、23歳の西屋が4勝(3KO)2敗。