第2位は遠藤憲一が主演を務める『民王R』(テレビ朝日系)

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 10月に始まった連続ドラマも、多くが第2話・第3話という時期になった。そこで、本誌はアンケート調査を実施。「最後までみたい」「がっかりした」ドラマはどれかを、全国の20代から60代のドラマ好き女性500人にきいた。対象としたのは、民放のプライムタイム帯で放送されているドラマ15作品だ。

 では、今クールの「がっかりドラマ」トップ5をみていこう。

【第5位】『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』37票
主演・竜星涼八木莉可子/日本テレビ系/土曜22時

 父を殺した犯人に復讐を誓う兄妹が、日本最大級の詐欺集団に潜入、犯罪組織の壊滅を狙うサスペンス。

「サスペンスなのかコメディなのか中途半端だし、主役の2人がキャラにあっていない」(50代・パート・青森県)
「展開がベタ過ぎて草。『大病院占拠』と同じスタッフときいて納得」(20代・会社員・千葉県)

 初回視聴率は4.3%で、15作品中『マイダイアリー』(3.4%)に次いでワースト2位。

【第4位】『嘘解きレトリック』47票
主演・鈴鹿央士、松本穂香/フジテレビ系/月曜21時

 原作は人気コミックで、昭和初期が舞台のレトロ・ミステリー。

「もっと難解な謎解きが絡むストーリーを期待してたけど、なんだか薄いというか、軽い感じで残念」(30代・主婦・福岡県)
「主役のお2人ともいい役者さんだとは思うけど、月9のメインとなると……。もっと華のある人がよかった」(40代・会社員・山梨県)

 月9にしては異色の設定で、SNSでの反応も悪くないのだが。

【第2位】『あのクズを殴ってやりたいんだ』53票
主演・奈緒/TBS系/火曜22時

 第2位は同票で2作品。結婚目前にクズ彼氏の浮気が発覚。人生ドン詰まりの主人公を金髪の謎の男が救う。出会いをきっかけにボクシングに目覚め……というラブコメ。共演は玉森裕太、斉藤由貴ほか。

「この枠って、西園寺さんとか逃げ恥とかのイメージなんだけど、これはあわないな」(20代・会社員・京都府)
「ありきたりの展開でがっかり。奈緒が格闘技っていうのもイマイチ違ってる気がする」(50代・パート・大阪府)

 好評だった『西園寺さん』の反動もありそう。

【第2位】『民王R』53票
主演・遠藤憲一/テレビ朝日系/火曜21時

 池井戸潤原作で2015年に放送されたドラマ『民王』の令和版。遠藤演じる総理大臣が、毎話誰かと入れ替わってしまう奇想天外なストーリー。共演は大橋和也、あの、岸部一徳ほか。

「前作に出ていた菅田将暉と高橋一生が出ていない! 裏切り!」(40代・パート・北海道)
「前作からキャストが格落ち。なぜあのちゃんとかジャニーズの若い子なのか理解できない。エンタメに振り切りすぎていて、池井戸作品のよさが台無し」(60代・会社員・鹿児島県)

「最後までみたい」ランキングでは第4位。評価は分かれているが、注目度は高い。

【第1位】『若草物語−恋する姉妹と恋せぬ私−』71票
主演・堀田真由/日本テレビ系/日曜22時30分

 脚本家志望の次女を中心に、四姉妹の恋のアレコレを描く “社会派シスターフッドコメディー”。原案はルイザ・メイ・オルコットの名作『若草物語』。共演は仁村紗和、畑芽育、長濱ねるほか。

「キャストは悪くないと思うけど、主人公の言動が勝手すぎて共感できず。リタイアしました」(20代・会社員・東京都)
「あまりにフェミ要素が強すぎてツラい。そういうの『虎に翼』でおなかいっぱいなんです」(50代・主婦・愛知県)
「オルコットの『若草物語』とはかけ離れた話で残念。期待して損した」(30代・会社員・東京都)

『若草物語』が1位、『潜入兄妹』が5位、そして『放課後カルテ』が7位。今期の日本テレビドラマは大苦戦しそうだ。