東京メトロが東京証券取引所に株式を上場 時価総額1兆円を超える 政府は売却資金を東日本大震災の復興財源に充てる計画
「東京メトロ」が東京証券取引所に株式を上場し、終値ベースで時価総額が1兆円を超えました。
東京証券取引所のプライム市場に株式を上場した「東京メトロ」の初値は、売り出し価格の1株1200円を上回る1630円でした。
初日の終値は1739円で、時価総額が1兆円を超え、2024年最大の大型上場となりました。
上場にともない、政府と東京都はそれぞれ保有していた株の半分を売却し、政府は売却で得た資金を東日本大震災の復興財源に充てる計画です。
東京メトロ・山村明義社長:
非鉄道の事業を強化していく。具体的には不動産とか流通とか、上場契機として強化していくことが必要だと思う。
東京メトロは、営業利益の約8割を運輸業が占めていますが、今後、不動産など事業の多角化を強化していく方針です。