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スティーヴン・キングの原作を映画化した『シャイニング』(1980)の続編『ドクター・スリープ』(2019)で監督を務めたマイク・フラナガンが、“ホラーの帝王”と再タッグを組み、キングの小説『キャリー』をドラマ化することが明らかとなった。米が報じている。

『キャリー』は、学校でいじめに遭っている女子高生キャリーが、テレキネシスのパワーを使って繰り広げる壮絶な復讐劇が描かれる。ブライアン・デ・パルマ 監督&シシー・スペイセク主演で1976年に映画化され、1999年に続編『キャリー2』、2013年にクロエ・グレース・モレッツ主演の同名リメイク版が公開された。悪質ないたずらでキャリーがプロム・クィーンに選ばれ、ステージで頭上から豚の血を浴びせられるシーンはあまりにも有名だ。

Amazon MGMスタジオ製作による新ドラマ版は、支配的な母親と引きこもり生活を送っている、はみ出し者の高校生キャリー・ホワイトの物語を、大胆かつタイムリーに再解釈したシリーズになるという。父親が突然で早すぎる死を遂げた後、キャリーは公立高校の異質な環境や彼女の立場を崩壊させるいじめスキャンダル、謎のテレキネシス能力の覚醒と対峙することになる……。

全8話となるドラマシリーズでフラナガンは脚本・ショーランナーを担い、Intrepid Picturesのトレヴァー・メイシーと製作総指揮も兼任。『ELI/イーライ』(2019)のメリンダ・ニシオカがプロジェクトを監修する。

ここ近年、ホラージャンル作品におけるフラナガンの活躍には目覚ましいものがある。『ドクター・スリープ』のほか、『サイレンス』(2016)『ジェラルドのゲーム』(2017)などのホラー映画で監督を務め、でスマッシュヒットを放った「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」(2018)「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」(2020)「アッシャー家の崩壊}(2023)をはじめとする数々のホラードラマシリーズでクリエイターを務め、現代ホラー界を代表する存在となっている。

『ドクター・スリープ』でキャラクターの心理を深く掘り下げたフラナガン。『キャリー』のドラマシリーズでは、いかに時代を反映させた緊張感ある戦慄の物語を生み出すのか楽しみに待ちたい。

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